PICTURE DIARY 1309SU2020
常備品のひとつ、生姜ジャム。夏は炭酸水でジンジャーエール、今はパンと共に、あるいは料理に加えたり。寒くなり始めれば生姜湯にする。適量の蜂蜜で甘味は抑え、他はレモン果汁のみ。ゆっくりと煮る。身体が夏を追い出し、冬の準備に入る。
PICTURE DIARY 1209SA2020
平年並みの氣温だという。降ったり止んだり雨模様。ゆっくり休む。ほとんど寝て過ごす。眠りがいちばん。
PICTURE DIARY 1109FR2020
日本。世界との交わり方には考えと工夫が要る。色々な時代を経て現在がある。文明開化や明治維新までは、乱があっても比較的平和な島国だった。大陸の陸続きの波動ではなく海に囲まれた分、ゆったりしているのが本来の姿だろう。海外に肩を並べようと背伸びしたり、争ったりしてはならない。日本らしさとは美しさと平和な心だ。歴史の観点ではなく、いにしえを未来に活かす知恵を思い出すべき時だと感じる。
PICTURE DIARY 1009TH2020
受け継いだ、本当に価値のあるものに目を向け次の世代に渡す。自分たちが受け継いで来たものが何であるか目を凝らし、耳を澄まして、匂いを嗅いで、味わって、触れて確める。その場を取り繕うだけの無駄は消える。
PICTURE DIARY 0909WE2020
花千代さんがプロデュースする、富山ガラスの展覧会「花とガラス」展を見に行く。8名の作家が自由闊達に製作したとろけるようなガラスの花器に、花千代さんが生けた花や植物には、時空を自在に行き来する生命感が宿り現されている。生きる「行け華」。伝統工芸の未来への道筋。
PICTURE DIARY 0809TU2020
人は色々なものを作る。ものは人を幸せにするか、そのものをいつまでも愛用することができるか。そのものは人の一部になり、一緒に生き、楽しみをもたらすものであるか。ものの有り様 を身も心も清まして受け取る。ものとの関わりについてもの想う。
PICTURE DIARY 0709MO2020
急に雨が降ったり止んだりの天気が続く。そうなると氣もそぞろになり、穏やかではあるが、何となく取り散らかしたような内容の一日になるものだ。じっと前を向いて、心に浮かぶものと瞼の裏で会話する徒然。
PICTURE DIARY 0609SU2020
しもだて美術館へ安齋肇「えとえのえほん展」を見に行く。ハジメ選手が展覧会場の真ん中に建てたアトリエ小屋の中で絵を描いている。じゃましちゃいけないと思い、会場をゆっくりと散策するように歩く。心のこもった展覧会だ。人は人に支えられ生きているのだなと実感する。
PICTURE DIARY 0509SA2020
人に表裏があるわけではない。表しか見えない人がいて、裏しか見えない人がいる。
PICTURE DIARY 0409FR2020
人それぞれに楽しい記憶や悲しい記憶がある。喜びや憂いを編んでたがいの人生が形作られ、彩られている。交わり、結び、解き放ち、言い表しようのない姿かたちの入れ物、敷物、着物になって心の部屋にある。どんな思い出も輝く部屋。
PICTURE DIARY 0309TH2020
夕方、絵の架け替えにSmell Barへ。まだ新しい絵は完成していない、やっと下絵が出来たところだ。以前描いたBowieの絵を飾る。
PICTURE DIARY 0209WE2020
WORKSHOP MU!! 高校生の頃から憧れのデザインスタジオ。真鍋立彦さん、奥村靫正さん、中山泰さん、野上真宏さん、アシスタントに立花ハジメさんが居た。WORKSHOP MU!! は狭山のハウスに移り、僕は多摩美に入るとその夏から福生のハウスに住み、憧れと現実の間戸惑いながら走り始める。基地の街とルート16。
PICTURE DIARY 0109TU2020
今年もツール・ド・フランスがスタートした。わくわくする。色々な理由で自転車に乗らない夏だった。整備して、涼しくなったら乗ろう。
PICTURE DIARY 3108MO2020
星のアトリエにアシダカグモが現れて驚いた。CD盤程の大きさで、しかも速い。しかし実はいいやつだ。驚いてすまん、という氣になる。パトロール中。
PICTURE DIARY 3008SU2020
小玉スイカ売り切れ。そろそろ夏の終わりなのだろう。季節の変わり目を告げるような慣わしや食物が好きだ。おおらかに笑ったような切口。
PICTURE DIARY 2908SA2020
残暑、あまりに暑い。もしも来年、東京でオリンピックを開催するのなら、競技者も観客も並外れた準備が要るだろう。開催の場所や時期は、選手たちによって選べればよい。
PICTURE DIARY 2808FR2020
先日飲んだラプサン・スーチョンがとても美味しかった。その味と香りの余韻が今も消えない。好きな茶。癖の強さが魅力的な永い友のよう。
PICTURE DIARY 2708TH2020
Smell BarでのDJイベント、MUMICを中断して久しい。せめて絵だけでも描きたいと思い、主のゴエモンと相談し、愛と平和と自由の絵を描くことにする。
PICTURE DIARY 2608WE2020
三井記念美術館へ。藤原定家、紀貫之の書跡、円山応挙の絵画等を見に行く。応挙の「雪松図屏風」は老若の対比、画技も含め畏れ入る。若い時分の作、「破墨山水図」にも注目した。貫之の書跡の美も応挙の墨跡の美も凄いが、定家の「熊野御幸記」には特に心動いた。若き後鳥羽院の熊野御幸に随行した折の直筆日記。ひととなりが表れ作為が無く素直しかない。道中用意の紙が足りなくなり、巻紙の裏にも書いている。見る価値、感じる価値があまりに大きい。
まどわしき
わざもたくみも
すてさりて
こころのままに
えがくうつせみ
みっく
PICTURE DIARY 2508TU2020
夕暮れて夜になると虫の音が届く。ささやかで美しい音色に、儚さとともに健氣に生きる力強さを感じる。ふと、虫から人の生活を見ると、どう映るのかなと思う。
PICTURE DIARY 2408MO2020
涼しい。とは言え、これくらいの氣温が、夏の暑さをものともしなかった子供の頃の馴染みのある暑さだろうと感じる。未来をどのようにイメージするか。自分も世界も変わる局面に居るのだと風が煽る。
PICTURE DIARY 2308SU2020
夏が通り過ぎて行く。半袖や半ズボンは、街中や家の中でも着ない夏。そう言えば小さな子供ころ、いつでも靴下を履いていたっけ。
PICTURE DIARY 2208SA2020
暑さ和らぎ夜雷雨。瓶入りドレッシングを振るときや、服にブラシをかけるときなど、連続的な動作をするとき、つい回数を数えてしまう。吉数を心掛けているのが可笑しい。
PICTURE DIARY 2108FR2020
西瓜ジュース美味い。
PICTURE DIARY 2008TH2020
農園に注文したブルーベリーが届く。酷使しがちな眼をいたわる。瞳を閉じて味わう。
PICTURE DIARY 1908WE2020
星のアトリエの小さな庭に出て散水すると、まとわりつくような氣温の高さに身体が熔ける。一瞬の涼感はあるが、あっという間に乾く。水溜まりに小さな黒いものが浮いている。近寄ると小さな蜘蛛。そっとすくって葉に乗せる。
PICTURE DIARY 1808TU2020
いくつになっても、むきになって我を通そうとする。自分の考えが絶対だと思い、反対意見に合うと吠える、唸る。尻尾があれば氣弱がすぐばれる。
PICTURE DIARY 1708MO2020
命は宇宙に一つ。宇宙は一つの命。全てつながっているなと思う今日。
PICTURE DIARY 1608SU2020
ピーター・バラカンさんの放送を聴いて、ディープパープルのスピードキングは、リトル・リチャードを歌った曲だと知る。洋楽の歌詞を翻訳するのは難しい。和訳は翻訳者によってまるで違う。言葉の意味やニュアンスは、そこに生きていないと現せないのだろう。ダブル、トリプルミーニング。あるいはそれ以上それ以下。
PICTURE DIARY 1508SA2020
第二次世界大戦が終戦となった日。戦争をしない。
PICTURE DIARY 1408FR2020
いつも新しい。
PICTURE DIARY 1308TH2020
サボテンが元気いっぱい。てっぺんの緑色が鮮やか。この陽射し、この暑さを喜んでいる。
PICTURE DIARY 1208WE2020
辛いの大好きな人は大好き。極辛カレーのパッケージプラン。僕は小指の先程で降参。さりとてスッキリした後味の極辛は秀逸。凄い。
PICTURE DIARY 1108TU2020
夏祭り、盆踊り、花火大会、夏らしい催しが無い。提燈に灯を点す盆の夕暮れ。ひとりひとり一斉に提燈に灯を点し飾る静かな夜があれば美しいと思う。
PICTURE DIARY 1008MO2020
山の日。明日締切の仕事をする。仕事も締切もありがたい。
PICTURE DIARY 0908SU2020
75年前、長崎に原子爆弾が落とされた日。何氣ない朝、無防備な多くの一般市民の命が一瞬に消えた。昨夜は色々な夢を見た。野球でシートノックする夢。見当たらないバットを探すところから。高校野球のバットが金属製になったのはなぜか理由を思い出せない。キーンという音には馴染めない。夢はあっけらかん。野球の夢で戦を思う。
PICTURE DIARY 0808SA2020
今日も暑い一日でした。午前中から昼にかけて少し曇る時間があり、ほんの少しだけ涼しいと感じましたが、氣のせいかも知れません。ギターやリュート、フルート、ハープなど静かな音楽と過ごします。
PICTURE DIARY 0708FR2020
ラジオのスイッチを入れると、高校野球東京大会決勝が放送されている。野球を中心にした日々を送ってきた高校生たちの夏。キャッチャーミットの彼方、バックスクリーン、スコアボードの向こう側、白球を追うダイヤモンドの眩しさの中の未来。
PICTURE DIARY 0608TH2020
75年前、広島に原子爆弾が落とされた日。考え付けば作りたくなる。作れば使いたくなる。使えば結果が出る。結果が出れば評価を得る。評価を得れば続けたくなる。続けるには理由が要る。
PICTURE DIARY 0508WE2020
意気に感じ、動く。熱い心の声がする。呼び合い、触れ合い、確かめ合い進む。
PICTURE DIARY 0408TU2020
必要なミーティングと買い物があり街に出る。街には人、人、人。疫病の危険に晒されているとは思えない。家に居ることが人の命を救う。そのことを忘れているかな。個々のバランス感覚に委ねられている。臆病者だと笑われながらこもって居たい。いずれ臆病だったなぁと呆れて笑い合う時まで。
PICTURE DIARY 0308MO2020
ねこたちと暮らしていると教えられること、氣付くことが多い。身近な野性と自然。まずその事実。
PICTURE DIARY 0208SU2020
グレン・グールドのピアノ。20代の演奏は文句無く天才。30代になると考えが聴こえてくる。絵をどう描くかなど考えず。素直に居たい。