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時は流れる、思い出を乗せて。想いを届ける、時を集めて。

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昔のものを大切にしたい。旧い家や調度品、建具、金具、日本には今ではもう作れない素晴らしいものが沢山ある。新しいものを敬遠するのではなく、さりげなく佇まう上品さ。今に伝わる姿形に敬意と尊敬を込めて共に生き、暮らしたい。壊して捨て去る前に声を聞こう。悲鳴になる前に。

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鏡作品のシリーズがある。幼い頃、扁桃腺を腫らし、春と秋に決まったように40度前後の高熱を出した。熱にうなされて洗面所へ行き、鏡に写る自分を見て、まだ生きていることを確かめて眠る。鏡は自己を認識させる。左右が逆転する以外には嘘や誤魔化しはない。そして左右逆転しているのがこの世界の様相だ。

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スケッチの日付を見たら2005年とある。作品制作の素材として入手したのは、更に数年遡るだろうか。今まで20年は眠りについていただろう。その時とスケッチの力と氣持ちは変わらない。眠る姫さまにキスをして、制作に取り掛かる。

NEWS-PIRATERADIO/MIC*ITAYAEXHIBITIONCOSMYTH5/MUMIC*

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10月7日金曜日、桑原茂一氏のPIRATE RADIOにて、僕の選曲で個展COSMYTH 5に因んだ曲を配信しました。アーカイブされていますので以下のアドレスからお楽しみください。プレイリストを掲載します。m*
https://www.mixcloud.com/moichikuwahara/moichi-kuwahara-pirateradio

PLAY LIST
1. IGGY POP/FREE
2. PINK FLOYD/CIRRUS MINOR
3. PINK FLOYD/THE NILE SONG
4. DEODATO/PRELUDE TO AFTERNOON OF A FAUN
5. DAVID BOWIE/WILD IS A WIND
6. MIC*ITAYA/ ANGEL’S WAR
7. JULIETTE GRECO/UNJOUR D’ETE
8. JARVIS COCKER/DANS MA CHAMBLE
9. RY COODER,MANUEL GALBÁN/DRUME NEGRITA
10. MANDALAY/THIS LIFE
11. DAVID BOWIE/ALWAYS CRASHING IN THE SAME CAR
12. PINK FLOYD/SEE EMILY PLAY
13. BRYAN FERRY/BITTER SWEET
14. 801/ISLAND
TOTALTIME/60M11S

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しろやぎさんからおてがみついた
くろやぎさんたらよまずにたべた
しかたがないのでおてがみかいた
さっきのてがみのごようじなあに
くろやぎさんからおてがみついた
しろやぎさんたらよまずにたべた
しかたがないのでおてがみかいた
さっきのてがみのごようじなあに

まどみちお

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変な顔や、変な格好をして、体や頭の中から変を外に出してすっきりさせる。お馬鹿さんな毒を外に出さないと、溜まってお馬鹿になる。

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展覧した作品などを手入れしながら、日々の出来事を思い起こす。来廊の方々の残像が作品と共にある。想いや思い出が作品になり、作品は見る人の想いや思い出になる。作品は自らの道を歩む。

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個展無事に楽日を迎え感謝。今のすべてに。

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矢張り晴れると嬉しい。

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PIRATES RADIOの配信。60分の選曲。開催中の個展COSMYTH 5に因み。もともと好きな曲と最近聴く曲と。日常聴くのはクラシックが多い、それは植物に水をあげるようなもの。風通し良く剪定した選曲は、分かち合うプライベートなストーリー。ブーケのような。

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今日も雨。午後、出掛けようとアトリエを出ると、吐く息が白く驚く。天氣に置き去りにされ、上着の襟をかきあげる。

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雨。いきなり秋の真ん中に居ることに氣付く。季節は人を甘やかさない。

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旧暦、重陽。COSMYTH 5 個展初日。朝からギャラリーへ。一日過ごす。

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展覧会の設営をしながら、ああ、これもまた大きな節目になるだろうなと思う。それくらい何でもない、凡庸な会場風景。

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個展の搬入準備。あっと言う間に日暮れる。夢中な時間は短く感じる。集中していると時間は無限のように感じる。そう、過去も現在も未来も無限。

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真夏のような陽の強さは無い。青い空に白い三日月と白い雲、美しい。桃食べる。美味しい。今年の桃はこれひとつ。

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展覧会の準備、猫の手借りる。ゴロゴロ喉を鳴らし、撫でるようにと指示を出したり、フライヤーの山を崩して配布の助けをしたり、階段を駆け上がってニャーニャー作業の様子を見守ったり、腕の中に飛び込んで休憩の時間を教えたり、とても助かる。

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絵を描いたり、料理でも、洋服のスタイリングでも編集でも何でも、クリエイティブな仕事は、楽しいから出来ること。ときどき厭になったり止めたいと思うのは、行き過ぎた向上心の業と知る。

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そう言えば、と唐突に思い出したこと。子供の頃、靴下のゴムが弛くなると、ずり落ちないように輪ゴムで止めていた件。今でもそうだが、氣に入ると、とことん着たおすのでボロボロのものが多い。失礼だなと思いながら、そんな衣類をコム・デ・ギャルソンと呼んで大事にしている。

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あのね、ひとはね、かんがえてちゃだめなの。うごくものなの。ね。そういうふうにできてるの。

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魂という字。云は雲、そしてつくりは鬼。鬼は戒めるべき己の心。ふんわりと。

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虫の音が秋の訪れを告げる。暑さ寒さも彼岸までと言うが、確かに。星のアトリエの小さな庭の白梅の下、これも小さく精緻な蜘蛛の巣が陽に輝いて美しい。蜘蛛の所業を賛美する心と、羽のある小さな虫たちに注意を促す心と。

NEWS – PIRATERADIO/COSMYTH5/MUMIC*

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10.7.2022fri.23:00-24:00 PIRATE RADIO
MIC*ITAYA EXHIBITION COSMYTH 5 MUMIC*

選曲家、桑原茂一氏のPIRATE RADIO、明日夜10月7日金曜日23時から24時
イタヤの選曲により、開催中の個展COSMYTH 5に因んだ楽曲が配信されます。
アーカイブされますので聴き逃しても大丈夫。
本放送とアーカイブは以下のアドレスからお楽しみください。

https://www.mixcloud.com/moichikuwahara/

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雨続く。目黒川、警戒水位に近付く。雨続く。雷、稲妻光る。水性顔料と水を使った半具半抽象画を描く。海。雨続く。雷。稲妻光る。

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週末台風。小さいが大雨を伴う。台風の通り道、日本列島。

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ときどきある何もしたいと思わない日。特に何もしない。

MIMM / MIC*ITAYA EXHIBITION COSMYTH 5 START

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ミック・イタヤ個展“COSMYTH 5“始まりました。10月9日日曜日まで。

 

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COSMYTH 5
MIC*ITAYA EXHIBITION
EVERYDAY LIFE & CURONECOMIC*
10.4tue.-10.9sun.2022
The Artcomplex Center of Tokyo 2F
Open 11:00-19:00/Last Day 11:00-17:00

アートコンプレックスセンター
〒160-0015 東京都新宿区大京町12-9,2F
2F, 12-9, Daikyo-cho, Shinjuku-ku Tokyo
TEL:03-3341-3253
H P:https://www.gallerycomplex.com/index.html
MAP:https://www.gallerycomplex.com/access/index.html

■社会情勢により開催日程や入場方法が変更になる可能性がございます
■最新情報はアートコンプレックスセンターHPをご確認ください

P.D.2208WE2022/22nd.AUG.2022/130×260mm/Acrylic on Cardboard
CURONECOMIC*148/1st.MAY.2021/297×210mm/Felt Pen on Paper
All Copyright 2022 Mic*Itaya Power Of Beauty
www.micitaya.com

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水曜日はNHKfm、アルフィーの番組を楽しみにしている。20代の頃、出没する場所が同じ辺りだった、同世代の男たちの明るい話題がツボ。

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早朝から出張。台風の影響が懸念されたが無事。

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芙蓉と、朝顔が毎日次々に咲いて、心を慰め和ませる。きれいだね、すてきだね、と心の言葉をかける。そうして通い合うう人や植物、生きるもの、生きていたものの魂が世界を形創る。

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PICTURE DIARY 1809SU2022

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強い勢力を持つ台風14号。これまでになかったような被害をもたらす可能性があるとニュース。命の助かる確率の高いところに避難をと言う。何年か前からたびたび聴く言葉だ。具体的な対策は?

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展覧会前はそわそわするものだ。今回は、特に展覧会の為に用意した新作は少なく、いつもの日常を送っていたら、たまたま展覧会の期間に当たった、という風に捉えている。そわそわするということは緊張感も展覧の内。そこが面白いところ。

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うつむいて長時間仕事をしていると、知らないうちに心が閉じて、内側を向いている。意識して、顔を上げ、文字通り胸を開かないと仲良くなれない。身体も心も硬くならず楽に、柔らかく開く。

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八百屋に栗など並んで、街は秋の氣配。それにしても少し早い感じがするが、遅いというのも氣を揉んで、それはそれでいいものだ。

NEWS-COSMYTH 5 MIC*ITAYA EXHIBITION EVERYDAY LIFE & CURONECOMIC*

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ミック・イタヤ個展コスミスファイブ“日常とクロネコミック”の開催をお知らせいたします。日常生活の中から日々生まれる、ささやかな記念品を展示し販売いたします。お時間がございましたら、ぜひご高覧ください。

COSMYTH 5
MIC*ITAYA EXHIBITION
EVERYDAY LIFE & CURONECOMIC*
10.4tue.-10.9sun.2022
The Artcomplex Center of Tokyo 2F
Open 11:00-19:00/Last Day 11:00-17:00

アートコンプレックスセンター
〒160-0015 東京都新宿区大京町12-9,2F
2F, 12-9, Daikyo-cho, Shinjuku-ku Tokyo
TEL:03-3341-3253
H P:https://www.gallerycomplex.com/index.html
MAP:https://www.gallerycomplex.com/access/index.html

■社会情勢により開催日程や入場方法が変更になる可能性がございます
■最新情報はアートコンプレックスセンターHPをご確認ください

P.D.2208WE2022/22nd.AUG.2022/130×260mm/Acrylic on Cardboard
CURONECOMIC*148/1st.MAY.2021/297×210mm/Felt Pen on Paper
All Copyright 2022 Mic*Itaya Power Of Beauty
www.micitaya.com

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PICTURE DIARY 1409WE2022

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拗ねる子供に、さあさあ、そんなしかめっ面していると福の神が寄って来ませんよ。と母。真顔で福の神様を捕まえる!と言う子供に、笑いながら、ほら、もう捕まえた、あなたのお顔に帰って来ましたよ。母の笑顔を見て微笑む子供がいる。

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何の問題も違和感も無く話しをしたりメールのやり取りもしているが、人としての決定的な立脚点の違いに、じんわりと、あるいは突然氣付くことがある。お互いが真摯に説明を試みて、言葉の表層は理解出来たとしても、真に理解し納得するのは難しい場合がある。

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毎日つけている日記帳がいっぱいになるので、買いに行かなきゃ、と思っているうちにいっぱいになる。わかっているのに。全くの安本丹。

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亡き父の誕生日。受け継いだ家を手入れする。

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中秋名月、見上げる丸い月に重ね合わせて、古来変わらぬ月を鏡に、照らし出される郷を想う。

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重陽。大人の節句。旧暦10月4日。この日は雛人形を虫干しながら、見頃の菊など愛で、一献傾け祝う日。ほとんど下戸だが。

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少し涼しいのは良いが、日常の調子に反映されるのは、順応しきれない振り幅のはみ出した部分。変化は欲しいがなだらかなのが好き。

PICTURE DIARY 0709WE2022

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今と未来の自分。自分の眼に映るように、頭の上から頭の中から実像を現そうとする。少しは納得出来るが、全体的にこの上なく不器用な絵。イメージは浮遊する。

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作品を散歩させている。こうでなければならないという決まりは無いので、好きなように歩くが、人は元来、帰属を望み安住を欲する。時として自由に見えるものには、憧れと侮蔑の眼が向けられ、欠点の探し、見付けると恥を知れなどと言う。恥とはそのような人のもの。

PICTURE DIARY 0509MO2022

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芸術は、心の栄養。涸れることの無い泉。この世を潤す命であり宝。人を、自然を育む礎。