NEWS-YUKIO NAKAGAWA “self-portrait”
花人・中川幸夫が日本の伝統生け花の世界から脱し、個人のいけばな作家として自らの道を切り開いた1951 年からちょうど60 年のこの年に、その作品に込められた彼の魂、その姿を追います。生け花とは見紛うほどに独創的で、大胆で、それでもなお儚く美しい。植物という生命あるものに、全身全霊をかけ対峙しながら生み出した作品たちは、彼の姿そのものであり、つまりその全ては”self-portrait”でもあると言えます。その作品に触れたすべての人が、彼の鮮烈なエネルギーを感じることが出来るでしょう。
会期に合わせ、作品集を発行予定!
展覧会概要
『yukio nakagawa “self-portrait”/中川幸夫「自華像」』
2011年1月15日(土)〜30日(日)/休:月曜/13:00-20:00
@VACANT 1/2F 東京都渋谷区神宮前3-20-13
http://www.n0idea.com/vacant/top.html
入場料:¥500
中川幸夫
1918年7月25日、香川県丸亀市に生まれる。3歳のとき事故による怪我が原因で脊椎カリエスを患う。42年に池坊師範の伯母からいけ花を習い始めるも、51年に脱退。個人のいけばな作家として活動を始め、いままでに多くの展覧会を開催。多くのアーティストと交流をもちながら、独自の”前衛”いけばなの世界を追求してきた。
www.yukionakagawa.com