HOTSHOT-ZAZOU展
ZAZOU展が今日から始まりました。守屋一於、花田堅一、薙野たかひろ、ミック・イタヤの4人のバンドZAZOUとデザイン・スタジオTABOU。その 断片的に残るデザイン、アート作品と写真から、80年代初頭の東京に生まれ、世界中の大都市文化に少なからず影響を与えたカセット・マガジンTRAに繋が る息吹が感じられる、コンパクトながら内容の濃い展覧会です。僕自身、今回の降って湧いたようなZAZOUのアルバムのCD化に始まり、今日までの経緯を 振り返ると、いろいろな発見や再認識がありました。バンドのメンバーは、20年以上経っても性格や役割など何も変わらないこと、昔のものは素直に懐かしめ れば良いのであって、決して掘り下げたり囚われたりしてはいけないことなど。現代に甦り、個性豊かな音楽であるとは言え、所詮は過去のものなので、僕に とってはもちろん新しいものではないから。しかし、この何ヶ月かの間、日に何回となくZAZOUを聴き続けたのも確か。とにかく、やろうと思ったらやるの が大切です。この一枚のアルバムは新たなスタートになるだろうと思います。行き先は不明なのですが。