1月10日深夜、OBANDOSは昨年に引き続き、今年もしりあがり寿氏の主催するサルハゲロックフェスに出演しました。興味深いバンドやミュージシャン が数多く出演し、新宿ロフトでの一夜が楽しくも頼もしい、まがまがしくもマイペースなグルーヴで満たされてゆくのを感じました。是非観たくて観ることが出 来なかった出演者は谷川俊太郎氏と谷川賢作氏父子です。縁を結んでくださる人がいてお二人のCDアルバムをデザインし絵を使っていただける機会があり、時 間が許せばと思いましたが叶わず。観た人の評によると、さるハゲならではの他所では許され難い歌と演奏の内容に心動かされたと聞かされます。観ることが出 来たなかではHB、NLUKA SORCA、親戚、小野瀬雅生のステージがそれぞれに興味をかき立てられました。肝心のOBANDOSのステージは気持ち良く楽しく演奏出来ました。観て くれていたみんなのおかげかと思います。OBANDOSのステージは言葉や活字にするのは少なくとも僕には難しいので評論出来る人物の出現を待ちます。一 目
見れば理解しやすいバンドだと思いますが、OBANDOSと言うバンドの名前以外を文字で表現するのは難しい。バンドと言う表現がすでにそぐわないと感じ ます。かくしてOBANDOSをめぐる冒険の旅が今年もスタートしました。みなさんOBANDOSのメンバー、通称工作員たちの動向に注意をはらってくだ さい。のんびりとしながら、生き馬の目を抜きますので。

ミック・イタヤ
Photograph:Bocky