‘PICTURE DIARY’

PICTURE DIARY 3105WE2023

0歳の頃、幼子は官能的な曲線を見た。手に触れ、口に入れたくなった。そして舐めた。セルロイドのアヒルのくちばしの流線型。それが始まり。

PICTURE DIARY 3005TU2023

朝上天氣。午後、急遽宇都宮へ所用。ならばと土産に餃子。変哲無い店売りの野菜餃子。夕刻帰路、暗雲立ちこめ驟雨見舞う。餃子旨し。

PICTURE DIARY 2905MO2023

驟雨、霧雨。湿氣のせいか怠い。氣候の変化に対応する身体。あるいは身体の変化が示す季節。身体は一足先に進んでいる。頭で氣付くのは遅い。

PICTURE DIARY 2805SU2023

シャワーヘッドの取り替え。扉の蝶番の取り替え。木戸の留金の取り替え。柱時計の取り替え。

PICTURE DIARY 2705SA2023

ホームセンターで買い物とリサーチ。行くとなかなか出られない迷宮。

PICTURE DIARY 2605FR2023

大子町へ。町役場の方々の案内で袋田の滝など見る。大きな蜘蛛を見て怯えた小学校の遠足以来だ。記憶のまま圧巻。移住して店を開く若い人が増えているという。地元の木材を活かし、新しくなった町役場の建物も面白い。

PICTURE DIARY 2505TH2023

池袋へ。以前はドラム専門の楽器店や、西武美術館などに行くことがあった。画家の故森田茂さんのアトリエがあり、訪ねたこともある。最近は遠退いていた、が久し振りに訪れると独特の空氣が流れている。氣だるく闊達な創造の痕跡。

PICTURE DIARY 2405WE2023

進む人、後を濁すことのないように。

PICTURE DIARY2305TU2023

運転免許の更新。車の運転は、唯一と言っていい趣味なので、慎重に大切に。

PICTURE DIARY 2205MO2023

毎年受け持つ美術学校の授業。学生たちの個性や傾向の違いと流行の捉え方、表現の変化がまちまちで面白く、楽しみだ。思うがままに、素直が一番だと天使が囁く。

PICTURE DIARY 2105SU2023

展覧会千秋楽。素敵な方々来てくださる。今更ながらに成長を感じる。三歩進んで二歩退るような。

PICTURE DIARY 2005SA2023

サボテンを外に出したら、通りがかりの子供が、あ!サボテンだ!と紅潮した顔で大声をあげる。自分には見慣れた存在だが、初めて見る者は驚く。サボテンまた背が伸びた。

PICTURE DIARY 1905FR2023

代官山ヒルサイドテラスで結城紬、奥順の展示会。織地の設計と専用の方眼の緻密さに言葉を無くす。神宮前でF.O.R.とla fleurの展示会。服を全てターコイズグリーンの箱に入れ、展示方法のお定まりを軽妙に転換。弛みのない […]

PICTURE DIARY 1805TH2023

口にした言葉を反芻してみると、説教臭くもあり、自戒的でもあり、吐く言葉にはことさら氣配りと配慮が必要だと、噛み砕き、呑み込み、喰い散らかす。

PICTURE DIARY 1705WE2023

氣温が高い。真夏日の所もある。凡ては相対的な現象かと思う。同じ場所に、同時に2つの物質は存在しないように。浅はかな欲は禁物。

PICTURE DIARY 1605TU2023

プロセスはいつも不完全で隙だらけなものだ。完成を想像し到達を目指す。プロセスのチャーミングや微笑みを喜びとし、楽しみとして。それこそが浮世。

PICTURE DIARY 1505MO2023

空高く、遠見がきく景色。それだけで生き方が変わる。

PICTURE DIARY 1405SU2023

虚数=i。美の本質。

PICTURE DIARY 1305SA2023

詩の心、海越え、山越え、野を、季節を駆けめぐり、ほとばしる。

PICTURE DIARY 1205FR2023

薔薇美しい。

PICTURE DIARY 1105TH2023

以前から氣になっていた、しじみラーメンの店に入る。しじみラーメン鶏チャーシュー丼セット。しじみ、鶏、葱の取り合わせに大満足。

PICTURE DIARY 1005WE2023

やはり素直が一番。

PICTURE DIARY 0905TU2023

分岐点や節目というものは、大なり小なり毎日のようにある。今この世の中や人々に、巨大なものが広がっている。複雑だが辿れる道はひとつ。

PICTURE DIARY 0805MO2023

COSMYTH6展搬入設営。皆の力で予定通り。あの頃、彼女は18で、彼は19だった。

PICTURE DIARY 0705SU2023

一日雨。雨弱まらず。雨中、車に作品の積込。濡れないように。雨の日の搬入は困る。作業しながら、雨に濡れて完成する作品の製作を考えている自分に苦笑い。

PICTURE DIARY 0605SA2023

青いベールの向こうには星がある。夜になり、黒いベールに小さな孔を開けたように星がまたたく。神々とて、孔があれば覗いて見たくなる。

PICTURE DIARY 0505FR2023

タルトメッセのゴルゴンゾーラと玄米味噌のタルト、こどもの日に大人の美味。今も、そしてかつてこどもだった大人たちに。

PICTURE DIARY 0405TH2023

蝋をひき、引戸がスルスル滑るようになるのは氣持ち良い。ちょっとしたことを、なかなかしないでいる。

PICTURE DIARY 0305WE2023

陽の当たる場所。皆集まる。

PICTURE DIARY 0205TU2023

瞳を開いていても閉じていても、見えないものは多い。光を感じる心とは。

PICTURE DIARY 0105MO2023

やはり、当たり前は当たり前ではない。今まで当たり前だと思っていた事を、もう一度考え直してみる。

PICTURE DIARY 3004SU2023

蔦薔薇が二輪咲く。密やかであり、誇らしげであり、たおやかである。

PICTURE DIARY 2904SA2023

それとは知らずに旅して来た。幾つもの無関係と思える出来事が結び付いて、行く手を明るくする。いつものように自然な成り行きに委ねる。

PICTURE DIARY 2704TH2023

庭のつつじが異次元の空氣を漂わせ、時間を遡るようだ。花の印象にはそれぞれ個性がある。

PICTURE DIARY 2604WE2023

インターバル。

PICTURE DIARY 2504TU2023

星のアトリエ、大谷石の暖炉と一体化した2階への階段は、鉄製の手摺と共に星のアトリエのシンボリックなエレメントだ。今ではもう造ることは難しい。

PICTURE DIARY 2404MO2023

東京、そして星のアトリエに溜まったものを自由にする。

PICTURE DIARY 2304SU2023

断捨離が必要なのは、自分自身の心の内と知る。

PICTURE DIARY 2204SA2023

システム大変革。遣り過ごす、乗る、ではなく、自分らしく造る。

PICTURE DIARY 2104FR2023

少しずつ進む蝸牛が、目を離した隙にもうそこには居ない。全身全霊の柔らかく堅牢に生きる姿。

PICTURE DIARY 2004TH2023

近頃の天氣、季節が入り乱れている。

PICTURE DIARY 1904WE2023

本当の爺さんになった時のために、今見ておく。

PICTURE DIARY 1804TU2023

大人ならではの新しい遊びを思い付き、興奮するやんちゃ坊主たち。

PICTURE DIARY 1704MO2023

本などを読んで得る知識は大切。自分が元来携えた知恵はより大切。この世での経験以前を思い出す。

PICTURE DIARY 1604SU2023

雷鳴轟き雹降る。子供の頃、畦道で石つぶてのような雹に降られ、泣きながら走り帰った。背負った籠に溜まった雹の重さに泣き笑い。母の回想。

PICTURE DIARY 1504SA2023

雨の土曜日。詩人は言葉を呑み込み空高くに吐く。宝はいつも足もとにある。

PICTURE DIARY 1404FR2023

星のアトリエでデザイナーのYとAが顔を合わせる。何ヵ月振りだろう。賑やかなのは嬉しい。さらにKとMが揃えば4年振りにはなるだろう。かつての日常は夢物語のようだ。博多で展覧会始まる。12年振り。

PICTURE DIARY 1304TH2023

今とこれからの世界、スピードに注意。

PICTURE DIARY 1204WE2023

スパイラルカフェでミーティング。ギャラリーで開催中の、現代美術作品展を遠目に見ながら。

PICTURE DIARY 1104TU2023

自分に支配されている自分がいる。自由な心と氣高い精神は何より大事。