PICTURE DIARY 1301SU2019
遊ぶというのが基本。遊びは真剣で邪気がない。遊びというのはいい加減なことではなく夢中になること。遊び方を教えるのが先に生まれた人の役目。個々の個性に合わせた遊び方がある。今思えば、学校には遊びに通っていた。しなければなら […]
遊ぶというのが基本。遊びは真剣で邪気がない。遊びというのはいい加減なことではなく夢中になること。遊び方を教えるのが先に生まれた人の役目。個々の個性に合わせた遊び方がある。今思えば、学校には遊びに通っていた。しなければなら […]
初雪。ナイスが不思議そうに見ている。50号の絵を2枚描き始める。新しい神話の2作品。太陽天使と遊ぶ一角天馬、薔薇の妖精と遊ぶ一角天馬。遊びは常に真剣な喜びに溢れて、全ての創造の源にある。苦しみや悲しみの創造は、遊びの対極 […]
最近ドラムを叩くどころか触ってもいない。幼児の頃から叩くのが好きで、金槌を持って何でも叩いた。金槌で叩き壊した物は数知れない。ラジオや時計を壊したことを覚えている。父母がどう反応したかは記憶にない。許しはしないまでも、叱 […]
時代の最先端は丸いというのが20代の頃からの持論だ。そして、今も変わらない。最先端が尖っていれば先鋭的で切れ味も鋭いだろうが、突かれれば痛いし、折れやすい。対して丸ければ球状の接点は尖っている場合と同じただ一点だが、突か […]
水曜日はFMでTHE ALFEEの番組があり楽しみにしている。残念ながら今までALFEEの音楽に触れる機会が少なく、番組を通じて少しずつ理解を深めている。夢がテーマの番組であり、夢や希望を未来に対して抱くのは、アーティス […]
いよいよ動き出した。全てがゆっくりと素早く。ゆっくりと動くものほど刻みが細かい。ときどき無礼者になる僕は、無礼を認識している場合と気が付かない場合とがある。今日は前者が現れて和やかに会話する機会を得、心から喜びが湧く。無 […]
仕事初め。年末に止めた仕事が動き出す。何事も最初が肝心。猛進しようとする亥の手綱を取り、さばく。さばくと同時に上手くさばかれるように手綱の手入れをする。
長い休みの終る日は、寂しさと逸る気持ちが入り交じり、落ち着きがない。幾つかの必要な用件を片付けるが、つい余計なことをする。余計なことをしたと気が付くと、今度は引っ込み思案な様子になり、極端にぼんやりする。これは情緒不安定 […]
妹たち家族と持ち寄りで昼食会。座卓には、それぞれにこれぞという各人得意料理の数々が並ぶ。年に一度、正月のこの日だけの特製スパゲティを作るが、最後の仕上げに必要な肝心の具材がひとつ足りない。しかし、姪の差し出した料理がそれ […]
年末年始の間に、心と身体の均衡を図る。技は追々。絵を描くが、逸る気持ちを抑えるのに大変。描き上げるのを待ち切れないでいる。この気が短いところを何とかしたい。対極的にゆっくりと迷い迷い描くのも良かろうと思う正月。4日も過ぎ […]
初詣。風冷たく気温下がる。子供のように元気よく歩く。暖まる。おしくらまんじゅうをする子はいるかなとふと思う。子供のころから、いつも自由に遊べる場所を探している。中学生の時、友達とグライダーを飛ばすのにもってこいの場所を見 […]
初夢が何だったか、見たのは覚えているが内容は夢の中。描初め。世界の平和や心の平安について想う。永遠の一瞬、一瞬が永遠に。継続しようと考えなくてよい。薄い瞼がまばたき、瞳と水晶体を通り、網膜に映り脳に広がる情景が優しいもの […]
初陽を呑み込み身体中に廻らす。動物は、夜になりウィーンフィル、ニューイヤーコンサートを聴く。ティーレマン指揮。見るともなく聞くともなく浸るように過ごす。ラジオからは坂本教授のお正月番組が流れる。何年か前に会い「80年代の […]
紅白歌合戦。サザンオールスターズ。「勝手にシンドバッド」は凄い曲だ。紅白歌合戦のテーブルに出た最後の品は、デザートではなかった。デビュー当時、ラジオから流れたのを初めて聴き、受けた衝撃がそのまま、侵食も風化もせずに、美術 […]
束の間、やっと静かに過ごすことが出来る。今年の内にと思いながらやり残したことも多いが、来る年への贈り物だと思い、今はもう忘れる。全てを忘れた一匹の動物として今生きる。
人の縁や人の恩を大いに感じ、助けられ導かれる年だった。
朝から絵を描く。ここのところ試している描き方があるが、なかなか上手くいかない。技術的なこと、気分的なこと、体力的なこと、要は、バランスのこと。種を撒き、芽が出、花が咲き、実を付け、葉が落ち、土になり、種を育み、芽が出る繰 […]
星のアトリエの忘年会。僕以外のみんなはお酒が好きでたくさん飲む。シャンパンやワインのボトルが気持ち良く次々に空く。今年の善いこと困ること、数々の出来事を想い出し、綺麗さっぱりと忘却の彼方へ旅立たせ、大いに笑う。
ミーティングや締切などで予定は一杯だが充実感のある一日。いつでも新しい素材や考え方が嬉しい。行き詰まりを感じたとき、スタート地点の根本的な部分でのアプローチを変えることが出来るかどうかで行方は決まる。
出張。余裕の少ないスケジュールになり、小走り気味。夕方の首都高クリスマス渋滞。
振り替え休日ではあるが作業する。休み明けに出す幾つかの仕事の準備など。言葉について、言の葉について考えをめぐらせる。思考は言葉により成り立つ、思考を組み立てる内なる言葉の質が、現実や実生活の行為と表現に結び付いている。
多欲に過ぎる。向上心は大事だが、欲と分け隔てる。時々入り雑じる悪習。分別に感が働かないのなら、物事をよくよく見極めて当たる。こうすれば良くなる、ああすればもっと良くなる。必要な考えや行いが、欲張りと紙一重。
冬至、南瓜と柚子湯少し。スケッチ少し。昼の陽少し。有り難く。
車の右後輪パンク。近所のスタンドでタイヤを診てもらうと、幅15ミリ、長さ30ミリ、厚さ3ミリほどのアルミニウムが刺さっている。こんなものがとしげしげ手に取る。とてもタイヤになど刺さりそうにない形状だ。ガソリンスタンドのス […]
年もおしつまり、師の走る速さも加速し、時を追い越し、己を抜き去るがごとし。
オバンドス、トークアンドライブ。東京ドームシティ、ギャラリーアーモ。しりあがり寿氏がスペシャルアンバサダーを務める”バッドアート美術館展”のイベント会場にて。今年のラストを飾るステージ。メンバーを […]
BIG SACK楽日。閉廊まで素敵な方々が来てくださる。参加アーティストの素直な気持ちに溢れた展覧会だった。大きなランドリーバッグの中に、未来への夢や希望や、どうにもならない汚れ物を詰め込んで洗濯に行く。
朝のうち雨。浄めるように。
BIG SACKシルクスクリーンプリントワークショップ第4回、最終回。信藤三雄、那須慶子、太田陸雄+四方義朗の各氏来場。16時終了予定が18時過ぎまで続く。ただ感謝あるのみ。笑顔が嬉しく、笑い声が美しい。
BIG SACKシルクスクリーンワークショップイベント3回目。甲田益也子、しりあがり寿、真舘嘉浩の各氏登場。カジュアルな雰囲気が得難い。終了後、急ぎ銀座へ。Low Powersシークレットライブ。80年代の匂いがする正に […]
とても寒い。寒いのは苦手。身体が細いのですぐに冷える。温かい食べ物が欲しい。温かい飲み物が恋しい。そんな時の湯気は見ているだけでもいいね。
水海道染色村に石山さんを訪ねる。日本絹の反物に絵を描き、スカーフにする作業。ピンと張った絹地に僕が青一色で柄を描き、乾いたところで石山さんが、ボロ布に染み込ませた灰色の染料で汚すように擦り描く。荒っぽい。僕の星や太陽や鳥 […]
結城のまゆ工芸作家、市村マツさんを訪ねる。蚕のまゆで帽子や財布などの工芸品を作る、世界にも類のない工芸士である。誰に手解きを受けたものでもなく、自身で工夫して作り上げてきたという。いかにも手作りの素朴さが宝だ。まゆで工芸 […]
関東でも山沿いは雪が降るかも知れないと予報されている。暖かくして過ごす。ここのところ、イレギュラーな出来事が差し込み、立てた予定がギクシャクしている。出来上がろうとする物事を、どのように育てるか、深い見識と直感が要る。毎 […]
朝、小さな彫刻の仕上げ。香りの天使ふたつ。突然の寒さにきりりと身の毛立つ。
朝から彫刻。午後、原宿BIG SACK展へ。イベント2日目、伊藤桂司、酒井綾子、サラーム海上、平間 至の各氏会場にいらっしゃる。参加の皆さんとの雑談のなかで、サラームさんの解説による、ヒンドゥー語の表現は韻を踏み美しく、 […]
BIG SACK展イベントとレセプションパーティー。イベント参加アーティストは、きしくり、TAKUYA、立花ハジメ、僕。パーティー来場者、皆笑顔。
スパイラルでシチズンの100周年を記念した展覧会。インスタレーション、時計用工具、社史など。寺山修司氏がPR誌に連載していたページの展示が目を魅く。時間の流れるさまを示す仕組み、流れるのは時間だけではなく、感覚や感情も移 […]
原宿、明治通りのシェアオフィスビルweworkへ初めまして。なるほどなぁ。ガラスの城。
こつこつと仕事する。ミーティングと準備。
BIG SACK展初日。朝からギャラリーへ、盛況を祈念して。パルサーを修理する人現る。
いつものように落ち着きながらもてんやわんやの月曜日。朝の目覚めが一日を決定付けるように、月曜日の午前中が一週間の流れを決める感あり。BIG SACKの設営。写真を撮って帰り後で見ると、現場では気付かなかったことに気付く。 […]
毎朝食べるミックスパフェ、季節と気分で変化するレシピ。少し大きめの変てつないガラスコップの底にまずコーンフレークとミューズリー適宜。ミキシングしたニンジン、タマネギ、シイタケ、トウフなど、量は気分で。甘味が欲しい場合はホ […]
小さな像を彫り始める。ここのところ、心持はWANDERER。トランクの底のボロを好んで着ている。ひとつだけ凛としたものを身に着けさ迷う。小さなにわか彫刻師は、どこか円空のようになれれば良いと身の程をわきまえず思う。
興味や所縁のある物事や人、それらが全て同じ方向を向き、行方を指し示しているようだ。そこにあるものは時代。
PRが下手。アイデアと製作に自信はあるが、管理や宣伝告知が苦手。得意なことに集中し過ぎて、気が付くと渦中にいる。とは言えいつものように出来ることをする。師走の足音が高らかに響き始めた。
キング・クリムゾン東京渋谷オーチャードホール。ロッククラシックコンサート。MCも曲紹介もなく、映像などの演出もなく、照明も1回だけ紅く染めた。客層の年齢は高く、女性は少ない。客席で頭だけ前後に揺れる。1時間半演奏し20分 […]
急に暖かい。次の寒さに身構える。世の中に流れるニュースの陰で、ニュースにならない出来事があらゆる点で圧倒的。自分が直接感じることの出来る、身の回りの事象のつながりの果てに世の全てがある。中心であると同時に果てしないそれぞ […]
何にせよぎりぎりになると文字通り窮屈になる。余裕を持って計画を立ててはみるが、進んで行くと切羽詰まる理由には事欠かない。馬鹿力を出して窮地を脱する自信はあるが、無理をすると喜びは少ない。少ない喜びを分かち合えれば良いが、 […]
夕方から酉の市へ。多くの人が穏やかに集う賑わいが心地好い。家内の安全、商売の繁盛を願う。