PICTURE DIARY 0303SU2019
雛祭り。桜餅をいただく。甘味と塩味と桜葉の香り、色、食感。ある種の完璧な喜び。
雛祭り。桜餅をいただく。甘味と塩味と桜葉の香り、色、食感。ある種の完璧な喜び。
紅白の梅が美しく、星のアトリエを明るくする。午後いっぱいスケッチの時間に充てる。スケッチは生きる基本、生かす基本。頭の中にあるイメージを具体化し、自分に、他者に考えを見せ伝え、確認する最初のドア。スケッチするような小さな […]
夜、寝床に潜り込む時、宇宙船に乗るつもりになる。今夜はどこへ連れて行ってくれるのか、どこへ行こうか、一日ありがとう、良い旅を、と呟きながら、あっという間に眠りの世界へ飛び立つ。宇宙と時間が永遠につながる夢の世界へ、全ての […]
冬の身体から夏の身体に変わり始めている。気怠く眠いのはそのせい。変化にゆっくりと慣らす。
朝から水戸へ。だるま食品で納豆工場の見学。一昨日納品されたすずも提燈、ミック*シリーズ「だるま」提燈を見る。何年も前に型を製作し、発表の機会を待つかたちになっていた。達磨以外の何物でもなし。昼食は高校時代からの友人、現代 […]
白梅と紅梅では香りが違う。白梅は高貴優雅な佇まい。紅梅は野趣典雅な印象。人をして豊かな心持に誘う和かな魅力に、時を忘れる。
昨年末から、総力をあげて取り組んだ印刷物が美しく仕上がり嬉しい。人に物事の道理や真意を伝え、感じ、実行する難しさもどかしさを強く認識するこの頃。紆余曲折を的確に乗り越えた結果の喜びは大きい。
いつの間にか自転車の前輪の空気が抜けている。ぺしゃんこのタイヤ。空気を入れてチューブかバルブか、原因はと様子を見る。ここのところ各部屋の蛍光灯が次々に明滅し始める。買い置きがあったと思いストックスペースから取り出すと、以 […]
福生、アルルカンに昔馴染みのコクリコを訪ねる。「猫自慢」という展覧会を開催している。猫の絵を1枚出させていただいている。19、20の頃、ハウスを借りて多摩美に通った70年代の匂いがする店。時の流れが都内とは違い、お茶を飲 […]
星のアトリエを少しずつ模様替え。アトリエという生き物。
星のアトリエの掃除と片付け、午前と午後に少しずつ。小さな庭の紅白の梅が咲く。いつ咲くかと心待ちにしていたが昨日一輪、今日七輪。
絵とデザインの仕事は、アトリエで立つか座るか、外で打ち合わせや取材が無い限り、階段の登り降り位でほとんど動かない。散歩にでも出れば良いのだが、ままならない。近頃ではアトリエにスタッフの居ない時間を見計らい、星のアトリエの […]
若きピアニストのための絵を描く。白と黒の鍵盤の色で。
BEAMS LIGHTS with MIC*ITAYAの小冊子、ダミーを製作しグラフィックデザインのY氏と共に検討する。星のアトリエでシーズン毎に40部だけ手作りし、BLM*のコレクションをお買上の方に差し上げる小冊子だ […]
紙素材を中心に切った貼ったのコラージュを連作。紙の切れ端に、新しい意味と役割、命を吹き込む。
新宿方面へ。パークタワーアトリウムで奈良を中心としたデザイン展、T・E・I・B・A・Nを見る。完成度と意識、認識の高さを見る。帰路、薔薇を買う。名をピンクレディブルーと言う。美しいものの宿命を想う。
ててて見本市、青山スパイラルホール。手仕事と手技の数々のプレゼンテーションに、現在求めている、求められている事物の一端を識る。個から個へのプロダクションのやり取りは大きく広く加速するだろう。両者の間に、相思相愛なプロダク […]
細かいことは気にしない?世界は細かいこと、そして宇宙は分子や原子や素粒子や、もっと細かいもので出来ている。細かいことの積み重ね、それ以外に何がある?小さくて大きな人間の役割。ひとつひとつ丁寧に、それぞれのやり方で。光の粒 […]
一日を伸び伸びと健やかに過ごすには、なんといっても早寝早起き。なかなかそうはいかないのだが。
時代の流れに沿うことはない。大きな流れに逆らうこともない。本流がどこにあり、どこへ流れて行くのか感じる。小さな流れは真っ直ぐには進まない。小石や草木や少しの段差で戸惑うように流れを変える。砂場で川を作って遊んだ頃、流した […]
朝のうちスローモーションの雪。世は休日であるがASSISTANT Aに来てもらい仕事。Aのお陰で難しい仕事がほとんど片付く。明日のデータ渡しと明後日のミーティングに余裕が生まれる。
気候のせいか眠い。日曜日は周辺の新築工事が休みなので、星のアトリエ界隈に本来の静けさが戻る。ふとアンデルセンの童話のことを考えていたら、塀の上を下手から猫が通る。どうやらその雌猫を追うように貫禄のある雄猫が続く。しばらく […]
午後いっぱいを、1月に出来なかったことにあてる。毎日少しずつ出来ることもあれば、どうしてもまとまった時間が必要なこともある。今日の午後を逃すと3月になりそうで集中する。予報された大雪にはならず小雪が舞い、ほんのうっすら雪 […]
OBANDOS今年初めてのライブ、下北沢440、「パンチの効いたブルース」と。「パンチ」には、パンチがボディに効くダメージの大きい曲、パンチドランカーになりそうな曲が幾つもある。経堂のドイツワインショップバーCASSIE […]
昨日はまとまった雨が降り、土が潤い、気も和らぐ。心置き無く絵とデザインの世界に明け暮れる。
連絡もなく約束の時間に遅れる人がいる。朝のスタートにつまずき一日追われる感じ。リカバリーが仕事になる。夕方にペースを戻すが、力量器量が試される。表に現してはいけない内側のことのひとつ。遅い、遅れるは本当に困りもの。
更に絵を描く。絵を描く以外のことがもどかしい。
春節を迎えて、終日スケッチ、そして絵を描く。
節分。旧正月大晦日。GONTITIアコースティックコンサート、紀尾井ホールにて。三上さんの解説によると、欧州の外国人を父に、日本人を母に生まれた混血のミューズ、中川紀尾井ホール夫人を記念した建物であるという説明になる。松 […]
かな料紙、小室さんの展覧会をたずねる。かわめさんの花と共に展示され、古の野の風情とかほり漂う。ホテルニューオータニ、伊勢丹の丹青会。旧友の生駒さんがデザインとプロデュースをするHIRUMEが出店。伝統文化と伝統工芸品の先 […]
出張先の道中で同行スタッフと昼食。午後一の打ち合わせなので、訪問先の近所でということになったが、約束の時間も迫っていることもあり、ままよと入った店が外の様子から察した通り、肉体労働には圧倒的にありがたいボリューム満点の食 […]
久し振りのまとまった雨。草木も喜んでいる。雪になるか。
ついに納豆をミキサーにかけてパフェのようにしてみた。糸を引くクリームは、水戸生まれの納豆で育った人間に、新しい食感を与えると同時に、感動と微笑みをもたらした。今まで試さなかったのが不思議だ。工夫次第でもっと良くなるだろう […]
誇りのイメージと実際とに折り合いを付ける。計画の組み立てに静寂が要る。誉れに実相を与え、証として具体化する。
平間至写真展、新宿のニコンサロン、THE GALLERY最終日。僕が被写体となった写真も展覧されている。嬉しく照れ臭い。平間写真の捉えた僕が、プリントになりこちらを見ている。知らない自分。僕の知らない僕を見せてくれてあり […]
ココロヲイレカエル。ソンナキモチノヒ。
節句に合わせて賀状を書く。年末年始は忙しく、今頃が良い頃合いとなる。正月に頂いた方々への返礼が主だが、やっと。亥を描くが、独特な筆致の半抽象のようである。感謝と祈りを込め、手が素早く動く。
実家の庭に古井戸があり祀っているが、正月に供えた鏡餅が無くなっていた。一体何者が持ち去ったか、あるいは食したのか。あの乾いてひびの入った硬いもの、犬や猫ではあるまい。
出張。パーキングエリアで昼食。前回立ち寄ったのはいつのことだったか。何を食べようかと品書きを見ながら歩くと、あら!久し振り!と声が掛かり、蕎麦屋の姉さんたちが満面の笑顔でこちらを見ている。覚えていてくれたらしく嬉しい。そ […]
青山のHADEN BOOKSでミーティング。終了して店主の林下さんに、伝え聞いた閉店の噂を訊ねると、1月いっぱいでとの返事。潮時はあるもので、より素敵な店を構えるための門出。辞して、麗しいファミリーに絵を届ける。絵を囲み […]
昨日は久し振りに「いしおか」に行った。行き付けの蕎麦屋だが、昨年末来ご無沙汰で、「いしおか」の蕎麦をたぐる夢さえ見る程に遠退いていた。夕方、店が開くのを待ちかねて暖簾を潜り、お待ちしておりましたと言われながら味わうせいろ […]
少しだがゆっくり過ごす。
3日間は短い。辻徹さん、永田宙郷さんとの対談も楽しく終了し、学ぶところが多かった。夕方、高橋キンタローさん、真舘嘉浩さん、伊藤桂司さんが来てくれたが、3人揃うとナントカトリオ風で明るく楽しい。茨城クラフアート展、もう終了 […]
昨日に続きスパイラルガーデンに午前11時から午後8時まで。多くの方が見えた。記憶や思い出のなかで、生き生きと。刻まれるべきことは、刻まれる。
茨城クラフアート初日。横綱稀勢の里、引退。伝統工芸品に携わるようになり、伝統の文化とは何かということに考えを廻らす機会が増えた。相撲は日本の国技とされる。相撲はスポーツではない。柔道も剣道も空手も薙刀も弓道も、ぼくにはス […]
金箔、銀箔を貼り、剥落した箇所を補修する。墨をぼかし整え描き上げる。サインを入れ、梱包する。休みを取り、深夜の搬入に備える。
茨城クラフアートのための絵を2枚描き進める。クラフアートの未来像の断片を拾い、絵にする。頭の中の遺跡から独自の物語が発掘され、古代と未来が現在形の融和を示し現す。古い、新しいということではない今から未来への必要必然な夢。 […]
亡き友の息子に会う。未来との邂逅。
昨日は買い物に行ったスーパーマーケットが内装工事中で、いつも買う品物がいつもの場所になく、場所自体も臨時に移動し全体が縮小され、訊ねると目当ての商品の取り扱いが休止になっている。いつもあるはずのモノがいつの間にか無くなる […]
遊ぶというのが基本。遊びは真剣で邪気がない。遊びというのはいい加減なことではなく夢中になること。遊び方を教えるのが先に生まれた人の役目。個々の個性に合わせた遊び方がある。今思えば、学校には遊びに通っていた。しなければなら […]