PICTURE DIARY 1502SA2020
今年ほど梅を愛しく感じる年もない。弛みのない自然の営みに心を寄せて。
今年ほど梅を愛しく感じる年もない。弛みのない自然の営みに心を寄せて。
恋心を届ける日。チョコレートに託した想いと、チョコレート自体には義理という文字はない。当日は、あくまでも任務を持つ実体だ。美しい箱入りのチョコレートは宝石、アクセサリーだと言える。眺める、飾るだけのものでなく、食べ、味わ […]
アトリエの手水に水を飲みに来る鳥と猫だが、その光景はいつ見ても微笑ましい。鳥は猫が居ないのを念入りにたしかめて水を飲むが、おもむろに手水に飛び込み、派手な水飛沫を上げて、たいそう気持ち良さそうに水浴びする。羽根を整え、く […]
星のアトリエにオリーブの木が来る。大きな素焼の鉢に入れてサンルームの玄関扉前に。これでやっと隣に出来た集合住宅の窓の目隠しになる。
鳥がやって来て梅の木の高い所に止まり、頭を右へ左へ上へ下へ斜めに横に細かく動かす。梅の木の一段低い枝に降りて、また同じ動作を繰り返す。さらに下の枝に移り、頭のランダムな動きを一通り行い、やっと土の上に降り、頭の動きは変わ […]
仕事終わりに玉露をいただく。一煎目の甘露。二煎目の落ち着き方も好きだ。好物の煎餅と。茶談義に花が咲く。花香る春近し。
鍋焼うどんを食べる。冬になると食べたいと思う品のひとつ。そんな日がある。今日がその日。温まる。
梅の花の香りの何と素晴らしいこと。何もかもが骨を抜かれ、うっとりと蕩け出す理知的な危険。
最近楽しいことのひとつ。信頼を置く人の話を聞くこと。それはあたかも新しい物語。世間一般では随筆とか評論とか批評ということに近いかも知れないが、あくまでも生きた会話が主体のことであるから、インタビューということかも知れない […]
若い友の話を聞く。昨日今日と。彼は根本的に馴染みの無い世界で仕事をしているが、接点があり、互いに新しい接点を求めている。未来についての相談をし、アドバイスをもらう。今はまだ形を探っているところだが、進む。
若い友がハワイに移住すると言う。行ってらっしゃいと祝福し応援するが、寂しさもある。茶を飲みながら未来の話をする。今も互いの志は変わらず同じ。頼もしい。
やっぱり胡麻と塩をかけた玄米飯をゆっくりと食べる喜びに優るものはない。満足。いつも思うことだが、本当に良いものはたくさんいらない。
豆撒きする。鬼は外。福は内。福茶をいただくが、子供の頃は緊張したものだ。熱いからといってフーフー吹くと福が逃げるよと。今もちょっと緊張しながら。
神社へ詣る。今日は2020年2月2日.。20200202。あるいは02022020。こういう回文的配列は909年振りだと言う。前回は1111年11月11日。次回は3030年3月3日とのこと。
今日もただじっと絵を描く。下絵が決まれば動き出す。
物語と絵が結び付き難く、この数日あれこれ試している。絵は良いが物語と距離がある、物語には合うが絵として面白味がない。パズルのピースを創る。
暗がりで作業をしていて、首から架けていた眼鏡を落としたことに氣が付かず、無いぞ、と思い作業をしていた場所に戻ったら、床に置いた緩衝材の上にあるのを見付けた。良かった、と拾い上げたが、どうやら自分で落として自分で踏んだらし […]
車のフロントガラスの辺りでピシッっと音がした。星形の亀裂が丁度目線のところに現れた。小石が当たったようだ。当たり前だがフロントガラスがあって助かった。フロントガラス交換。今はまだ小さな亀裂だが、車外と車内の温度差などで、 […]
星のアトリエ辺りは雪にはならず。少しがっかりしている自分がいる。終日雨模様。もしも雪になっていたら大変だっただろうとも思いながら。
型破り。型があっての型破りと言う、確かにそのとおりだと思う反面、型にはまりたくない、型を作ってはならないとも思う。型無し。
ご祈祷を受け社殿に光射す。星除け。
20年、歴史を感じる件2つ。ギターデュオGONTITIのFM番組、約20年間に渡り1000回記念の放送。銀座のギャラリーで開催しているイトーヒロコさんのブランド、HISUIの20周年記念展覧会。時間は長さではないと知るが […]
月末の予定は不安定。何かと流動的な昨今、落ち着きがない。安定を得るには日々精進、機微肝心。
自然の巡りについて考える。青空の天幕の向こうに、幾多の星が輝き、眩しい太陽が燦然と登場すると、雲が道化て面白可笑しく形を変え主役を惑わし、笑いと拍手の雨が降り、山に連なる生き物に染みわたる。木々はざわめき喜び育ち、歓喜の […]
はてさて。先日ラジオを聴いていたら、パーソナリティーで出演している男性が自分の子供がストックしているおやつを、子供に黙ってこっそり食べたという話をしていた。番組内で他の出演者はスルーしていたが、それ絶対にいけないでしょう […]
4月の展覧会のミーティング。 新作数点、ドローイング、プリント、グッズなど。
習慣として疑問に思わないことを、いつもとほんの少しだけ違うことにする。例えば順番や位置のような小さなこと。そうしてみると、全てが些細なことではないと氣付く。
思い込みが激しい。感じたことを表す仕事なので当たり前かとも思うが、感じたことを無意識のうちに深く味わう癖がある。正邪を問わずにならないように、注意とフィルターの手入れが肝心。
アングラ劇の匂いがした。簡単に記すと、出演は舞踏家、能のシテ、逍遙、影絵師の4人。エドガーアランポーの詩を題材にしている。現代舞踏の俗な匂いと、能のシテが醸し出す、高雅な空気の混合に添加された光と影の作用に、ふわりと割っ […]
外出しようと思うがなかなかそうはいかない。見たいと感じるものや展覧会などは多くはないが、見ておくべきものはある。タイミングと、何よりも勘が頼りだ。縁の有無が大きい。
「自然は人間を必要としないが、人間は自然を必要とする。」という言葉がある。
自分は職人ではないし、なろうとしても到底職人にはなれるものではないが、憧れと尊敬がある。子供時分の記憶、隣家が建具屋だったこと、父の実家は材木屋だったこと、指物師や大工たちの仕事に接して、見事な業と道具の大事、心構えや心 […]
一日の意味や密度を考えると、どの日にも差というものなどはありはしないが、印象や記憶に残るかどうか、その強さと力には特別なものを感じる日がある。
成人の日。行ったかどうか忘れている成人式。
鏡餅を開き、綺麗にしてタッパーに保存する。焼いて少しいただく。小さな楽しみ。
兄妹家族が集まり、毎年恒例の新年昼食会。それぞれ得意料理を持ち寄って。これもまた毎年お決まりのトマトソースのスパゲッティを作る。トッピングは自由に。オリーブ、アンチョビ、マッシュルーム、チーズ、コーンなどなど。
David Bowie命日。稀有な存在。
きちんと氣持ちを伝えること。ちゃんと氣持ちを理解すること。簡単なようで難しいことのうちのひとつ。同じものを見ても聞いてもゾウとキリンほども違う。仕事初め、ゆっくりとスタート。
仕事場を整える。星のアトリエには、相変わらず必要なものと、不要と思えるものとが、幾重にも渦を巻き出番を待っている。このスパイラルから飛び出すものが作品となるか塵となるか。いろいろな意味で環境を考える。
七草粥。お正月も今日で一段楽。お腹と心を健やかに整える。
キャプテンヒロとスペースバンド、45年振りのステージ、渋谷クラブクアトロ。つのだ☆ひろさんの「メリージェーン」、生で聴いた。オリジナルメンバーの四方さんが歌やベース、ギターでゲスト出演した。シブイ。ポップな燻銀ロックバン […]
僕たちは、過去や現在の出来事から学ぶが、未来への展望の本質は未来からしか学ぶことは出来ないと思う。どのようにして未来を知るか。自然に目を向けて感じるのが一番だと思う。
夜遅くになり雨。初雪降る。夜ふけ、昼の間に少しずつ描き進めた絵を見ながら、思索にふける。考えも雪も、積もることなくみぞれに。
描初。ゆっくりと。くしゃみをすると、ナイスは一目散に逃げる。アリスは氣にも止めないのだが、雄猫にとっては威嚇と映るのだろう、どこかへ走り去って当分帰って来ない。
一年の計を頭の中で料理する。男の手料理は大胆だ。そして美味。
年末年始、手を動かさずにいると、感が鈍るような氣がする。元日くらいは手を休ませるがよかろうと思うが、選んだ道によかろうはない。堅苦しく考えるのは好まないが、楽しいことはいつしても楽しいものだ。日々の過ごし方は人による。今 […]
紅白、ラジオで聴く。氷川きよしさんに驚き、彼の歌うドラゴンボールの主題歌が雪之丞さんの詞なのに納得。いつの時代も先端の丸い所に居る。
新しい年を迎える準備など。今年一年のことなど思い出してみると、それにしても大昔のことのように感じる。
神社へ。大祓。
お不動さんの日。松飾り付ける。ドボルザークの「新世界」を聴く。鰻食べる。今川焼食べる。