PICTURE DIARY 1206SU2022
終わりは始まり。三人展楽日、今度は何をするのかしないのか。
終わりは始まり。三人展楽日、今度は何をするのかしないのか。
水平線上で太陽のオレンジとピンクが混ざり合い、やがて空と海が溶け合うブルー。好きな調子、好きな色。
来廊の人々と言葉を交わす。そこから素直な人柄と、落ち着きの衣をまとう高揚感を受ける。絵の心、人と場と。
女神ックス三人展、ギャラリー在廊日。午後から閉廊まで。ご来廊の皆と弾む話。TRAは無いのかと問われる。
ここのところ早寝。
野良猫ジジが子猫を産み、育てている。アトリエのコンクリート塀の上の母猫をめがけて、1匹の子猫が哭きながらコンクリートの塀に爪を立てて登り、落ちる、何度も。鍛えているのか。見守る母猫が塀から降りて来てほっとする。末っ子に違 […]
6月6日に雨ザアザア降って来て、梅雨入り。
紫陽花が咲き始める。紫陽花の花の香りが好きだという女性がいた。エキセントリック。”はちみつぱい”に紫陽花を歌う曲があった。今も好きな曲。雨の季節になる。
女神ックス三人展トークイベント。安齋、伊島と鼎談する。安齋が伊島の事務所スタジオに転がり込んだ逸話など、知らなかったことも多く、笑った。鼎談はギャラリーがYouTubeにアップロードするそうだ。三人でのトークイベントも初 […]
雹が降る所もあり、不安定な空模様。不規則な日々のリズムに、落ち着きを保たせるのは楽ではない。一定のリズムを刻めば心地好いかと言えば、そうでも無い。全てが予測出来れば妙味が無くなる。
若い人たちの才能の輝き、未熟であるがゆえの不安と、心躍る未来への渇望のダンス。好きなことを積み重ねる。みんな自分を信じて躍り続けて。振付けや観客など氣にせずに。
人と人とが戦い、殺しあうって?なぜ?そんな風に生まれてきた?誰が?果たしていつからそうなのか。そして、それはどのような理由で正しいとされるのか。
女神ックス三人展の船出を祝う。寄港地も目的地も定まらずは、海図に記されていないので当然。海図自体もコンパスも望遠鏡も無く、航海日誌不明は変わらず。宝船幽霊船は漂うように。
女神ックス三人展設営。完了しアトリエに戻り、安齋、伊島と撮った写真を眺めて、スタジオ56へタイムスリップ。80年代初頭、渋谷並木橋の倉庫ビル2階。伊島と安齋の56坪のスタジオ。同じビルの屋上に僕のアトリエがあり不夜城だっ […]
星のアトリエを彩る、二つのアッサンブラージュを整えて収蔵の準備。”扇の明り”と”Art Guard”。作品の抽象化とアッサンブラージュの試行。
女神ックス三人展のためにラジカセを3台用意する。安齋、伊島、イタヤがそれぞれ選曲した女神にまつわる曲を15曲ずつカセットテープに録音し、ギャラリー内の三ヶ所から同時に流す。作品を見ながら歩くと、音楽も女神ックスされる。カ […]
自然と人との関わりの未来について考える機会が多い。自ずと大昔に想いを馳せる事にもなる。空氣や水や岩石や土や植物やバクテリアやウィルスや、この星が生まれた時から延々と存在している、絶滅した生き物や存在の果てに今。その上で文 […]
空と海の間。決して交わることのない永遠の調和。一本では表せない緩やかな曲線。そもそも線ではない設計図。
名曲だが今はもう聴かない曲がいくつかある。思い出と深く結び付いて、聴くには準備が要る。ラジオから前触れなく流れて来ると、困る。スイッチを切り、局を変えるにも遅い。先に曲紹介があればと思うのだが。
これを機にアトリエの模様替えに着手。保存していた、コラージュやアッサンブラージュ作品に変容予定の材料や素材を選び、行方を定め羽ばたかせる。蛹の時は過ぎた。
床板張り替え工事終了。先週突然壊れた洗面台蛇口と配水管取り替え工事終了。檜の床、香り好い。洗面の蛇口ピカピカで使用感にストレス無し。感謝。
刺すような太陽の光が、肌に刺青する。絵柄は決まって、太陽の焦げ茶色の笑顔。
砂浜に砂粒一つ落ちた。海原に涙一粒落ちた。もうどれかわからない、もう誰のものかわからない。ただただざらざらさらさら塩辛い。
土日を土日らしくゆったりと過ごすには、駆け込み寺の金曜日夕方。あれもこれも詰め込んで一氣に済ませたいと熱くなるのは過去の話。今は軽く念仏を唱えて鈴を鳴らす出家仕事。
夜、今日は何が面白かったか思い出す。すぐに思い出すこともあれば、なかなか思い出せない夜もある。猫が足を滑らせGて澄ましてた、というような、ほんの些細なことである場合が多い。
出来るだけ無駄を省く。感を働かせて、何が無駄なのか見極めようとする。無駄こそが宝の場合も多い。
星のアトリエ、洗面の水道蛇口壊れる。くるくる回ってしまう。何しろ古い代物でもあり、栓のネジ山が磨耗した結果だと思われる。工事が重なる。排水パイプを取り外そうとしたらパイプが割れて更なる工事に。
星のアトリエ、今日から床の張り替え工事入る。朽ち果てた床板を剥がすと、床下は綺麗に大谷石が敷き詰められて、大工が言うには以前中庭だったのではと。俄には信じ難いが確かに趣はある。湿氣にやられていなければ大谷石のままが好いの […]
ブラックバード。人生を望む方へ導き、自分の力で人生を羽ばたき切り拓く。ミューズは見上げ、迎え入れる。シンプルなストーリーを小さなギャラリーの壁面に込めた。
雨が上がりの太陽が空氣と水を抱擁する。空には虹のショールを着せ掛けたが、地上では人々の衣服を1枚脱がせた。
話がくどく長いのは苦手だが、そのような時にこそゆっくり聞く。
居るべきではない所には居なくて良い。好きな所へ行けば良い。
三人展。三人が作品を持ち寄るのではなく、”女神”をテーマに三人で共作する。伊島、安齋、イタヤ。伊島、イタヤ、安齋。安齋、イタヤ、伊島。安齋、伊島、イタヤ。イタヤ、安齋、伊島。イタヤ、伊島、安齋とい […]
つくばへ。エスキャットの夢インスタレーション搬出。撤収作業はいつも速やか。何事も必ず収穫出来る実りがある。感謝と祷り。
美術学校の授業。昨年5月に続き2回目。学生の個性まちまち。教授するというより、観察し、話を聞き、微笑み、出て来たものを誉める。自ずから拓き、歩むはそれぞれ。
器に出汁を取った大きな煮干がそのまま泳ぐ。大根や玉葱、若布などがたっぷり入った味噌汁。港近く、見晴らしの良い丘の上で生まれ育った母が受け継いだ味。
星のアトリエ門柱の薔薇咲く。しようと思えば直ぐなのに、なかなか出来なかったことのうちのひとつ、サンルームの掃除と補修をする。薔薇の香りが手伝う。
仕事。みっちり。絵。
端午の節句。菖蒲や蓬で邪氣を払い、子の健やかな成長を願う。
青い空だ。この色で良かった。
久し振りに身も心もゆったりとさせて過ごす。
インディアンの装身具を作るブランドのイメージキャラクターをデザインしている。ブランドのオーナーは、若い頃インディアンと生活を共にして名前を授かったのだという。インディアンの考え方や文化には、共感する部分が多い。昔、インデ […]
午後から雨になる。濡れたゼラニウムが頼り無げに鮮やか。花の香りは季節の調べ。自然のリズムを映すスクリーン。漂える妖精たちを振り付ける風と空と。
星のアトリエに新しい物置小屋が来る。以前からの物置は腐蝕が進み引戸の開け閉てが困難になり、物を仕舞うどころではなくなった。朝早くからの工事も3時には済み、ピカピカの新しい物置に、がらくたや廃棄や引き取り予定の物を仕舞う。 […]
昼と夜、男と女、プラスとマイナス、表現する上で二極対比が何かにつけ重要だと考えてきた。この頃は対極的な距離のある物事について、比較するべきではないと感じている。違いを認めて和するこそ大切。たとえ天使と悪魔であろうと。
心穏やかに暮らすこと、それが何より。あれもしたい、これもしたいがあってよい。穏やかに進めればよい。上昇思考、向上心、あらゆるプラス思考から、争いや戦いという紛らわしく荒っぽい部分をフィルターにかけて取り除く。 […]
昨日今日と氣持ちが前がかり、仕事に落ち着きを持たせるのに苦心。ゆっくりとお茶にする。香りと温かさ、そして湯氣が心を解す。手かえ品かえ工夫する。
連休前、怒濤の日々。何とか長い休み前に入れようかと、仕事を急ぐ。こんな時こそ深呼吸。ため息にならないように。
食堂でカレーライスをオーダーし、やおらスプーンをコップの水に浸けてから食べ始める。そんな作法、大人がすることは不思議と格好いいと思った子供時分。
ステンカラーコート、久し振りに着る小雨の午後。ナギ古希の誕生祝い会場にて展覧作品撤収作業。