PICTURE DIARY 1211TH2015

PD20151112s
ルビンシュタインがポリーニの肩に手を置いて、中指を当て、この重さで弾けば絶対に疲れない、いつまででも弾ける、と教えたという。一体どんな力なのだろう。書道では、筆を持つ手の親指と、人差し指に添える中指に筆運びの極意がある。あらゆる世界にその世界特有の秘密がある。その世界の人しか知り得ず、例え他の世界の人が知ったとしても、役には立たないかも知れない技。しかも知りたいと望む奥義。モチーフを見つめても決して疲れない眼の使い方を持ちたい。中指の先は眼のツボである。

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