PICTURE DIARY 2704SU2014
海に行く。毛布を敷いて寝転がる。瞳を閉じると、太陽の暖かさと吹く風の冷たさが不規則なリズムで肌を撫でるのを感じる。気持ち良い。遠く近く、あるいは歩きながらの人の話し声、波打ち際に寄って来た小さなヨットの帆がたてる風音、高い所を旋回するトンビの啼く声、はしゃぐ子供たち、犬たち、ジリジリするにはまだ季節が早い太陽の下で、みんなが確かめ合う、それぞれの春と休日のしるし。幌をたたんだオープンカーのような、誇らし気で少しだけ気恥ずかしい優雅な午後のひととき。