PICTURE DIARY 2804MO2014
花の季節だ。アトリエの小さな庭にも花が咲く。花の傍らの手水は、鳥たちのおあつらえ向きな浴場で、午後の陽の高い時間になると、鳥たちが次から次へとタオルと石鹸を小さな洗面器に入れてやって来る。近くの梅の木に行儀良く止まってピーピーと啼きながら順番を待って入る。それにしても、手水鉢は鳥たちの水浴びに丁度良い大きさと形をしている。水浴びする鳥たちを眺めるのが好きだ。警戒しながら安心もしている。新しい水に取り換えておくと、嬉しいのかすぐにやって来てピーピー言う。頭のてっぺんから水風呂に飛び込んで、喜びを表す。お行儀良くね、とは言わない。思う存分にね。