PICTURE DIARY 1601TH2014
朝、佐久間さんの訃報。ご子息、音哉さんより。ぼくの知る佐久間さんは最初から最後まで佐久間さんだった。この世で、もう佐久間さんに会うことは無い。佐久間さんとはdip in the poolを通じ80年代に知り合って、1995年には「Angel」と言うアルバムを一緒に作った。本当なら佐久間正英プロデュースのアルバムであろうに、我儘を言ってミック・イタヤのプロデュースにした。佐久間さんとのレコーディング作業は楽しく、創造力に溢れていた。何の疑いも無くあらゆる点で第一級の人物で、ぼくのような素人同然の人間に対しても、素直に良いところを誉めて伸ばして、欠点を欠点として見守ってくれた。佐久間さんの最後のプロデュース作品になってしまった「SAKUMA DROPS」。デザインは今日の入稿予定だった。34曲入りの34曲目、佐久間さんの最後の曲「Last Days」。マスタリングが15日午後に届けられて音を聴いて確認し、OKを出した16日未明の旅立ちだったと聞いた。アルバムデザインのダミーを14日に見ていただいて、このデザインでと選んでもいただいた。全ての完成品として共に喜ぶことは出来なかったが、完成のイメージを確かめ合うことは出来たと思う。昨年4月に、佐久間さんから直接依頼された仕事がまだある。今はご冥福をお祈りするのみ。