PICTURE DIARY 2407WE2013
描き上げた絵に額を用意して、イメージの中では多分この額が合うだろうと考えていたので、入れて壁に吊してみる。描いた絵も、その場所に相応しいモチーフとテクスチャーを綿密に組み立てて仕上げた。大体において絵は額に収まると見栄えがして立派に映るものだが、この絵は違った。額に入れれば立派に見えるが、額装された絵としては壁面との調和を嫌い、囚われることを厭がる。飛び出して自由になりたいと羽ばたいている。額から出して、キャンバスのまま裸で飾ることにする。そんな絵のシリーズが生まれる。