PICTURE DIARY 0605MO2013

PD20130506s
花代ちゃんとはもう本当に古くからの知り合いで、20年以上にはなる。花代ちゃんが花柳界に身を置き、旋風を巻き起こすずっと以前から。その花代ちゃんがベルリンに暮らした15年に及ぶ日々の断片的な写真を「ベルリン」と言う写真集にして出版、その記念展が開かれていた。恵比寿のNADiff APARTで展覧会の最終日、クロージング・パーティが行われた。トークショーのあと、ベルリンで共に暮らし、今は離れているが、今回の出版のために来日中のステイブ氏、そして母である花代ちゃんと、日本で共に生活をする愛娘の点子さんの3人で、ライブ・パフォーマンスがあった。歌と踊りと演奏の。それはそれは何とも言えない面白さ。ベルリンでの3人の生活を再現した、簡素だけれど大切なものを分けていただいた小さなステージ。お嬢さんの点子さんは、異次元の存在感を持つ美人、メルヒェンの森の、妖精の司る何かを宿すようだ。花代ちゃんはぼくの知っている娘の時代から、どこかキラキラとした夢見がちな女性だったけど、今夜改めて、何もあの頃と変わることの無い、ふんわりとした軽い宇宙船が軟着陸するように、乙女の夢を実現する力強さのある女性と思い知った。今度、一緒にお散歩しようね、と約束している。5月5日の子供の日には菖蒲湯に入る。一日過ぎて今夜は水仙湯に入る。美しい大人の日と勝手に決めて。

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