PICTURE DIARY 1203TU2013
水戸へ。SUZUMO CHOCHINの撮影。午前中から午後にかけて、昼食を挟んで提灯の制作工程。職人山下さん、濃紺の作務衣も眩しく淡々と。デザイナー横田チーフが手を見せてくださいとお願いすると、差し出された両の手は素晴らしい職人さんの手で、思わず「いい手ですねー。」と感嘆するとすかさず、山下さんが横田さんの手も見せてくださいと言う。差し出すと「なんにもしてない人の手だっぺ」と一蹴。大笑い。偕楽園、好文亭での撮影。夕暮れの亭内は、幽玄の帳に包まれてゆく。漆の床に遊ぶ梅の花びらが、時空間を超えて更に深く遠い現在を暗示するかのよう。