PICTURE DIARY 2602TU2013
ネコに近付く時にはお尻を向けて、後ろ向きに後退りするように歩くといい、とネコ好きの物知り博士M君が教えてくれる。お尻というのはネコにとっても最も弱点であるので、正面を向いて迫られれば驚いて恐がるネコも、お尻を向けて近付かれると安心するのだと言う。確かにそうかも知れないなと思う。道端でネコにお尻を向けて近付いて行く様子は、可笑しいと思うし平和な空気が見える。それなら例えば、ゴロリと地面に横になってお腹を上に向けて見せたりすると、もっと安心してお腹の上にでも乗って来るかも知れない。しかし、そんな格好になってまで外で行き合うネコと親しくするのも行き過ぎだろう。後ろ向きに近付くのも試してみたいと思うが、やはり人目を気にしない訳には行かない。ネコとの友好も正々堂々としていたい。迂闊に後ろ向きに近付いて、尻に食い付かれでもしたらたまったものではない。まあそんなことも無かろうが。かえって非常にか弱い人間に見えるだけかも知れない。M君も、そう教えてくれながら、自分で試してみたらこうだった、という話も出なかったので本当はどうなのだろう。ただ、助手Aは試してみるかも知れないと思う。わたしはネコに好かれない、と言って威張っていたので。