PICTURE DIARY 1011SA2012
一昨日だったか書店で長い白髪を束ねた初老の男の素敵な写真を見て、ああ、自分の髪も大分長くのびた、この男のようにのびるままに髪を放っておくのも良いかも知れないと思い、その日は、しばらくの間はそうしようと決めた。今日になってそれは自分らしくはないと思い直し、PIPPALAの内田氏に電話をすると、ちょうど今日、ひとつ空きが出たとの答え。良い時間だったので、それではとヘアカットに行った。前回はちょっとイレギュラーな注文をして長めに整えてもらったので、今回はいつものミックスタイルにしてもらう。サロンに入って来たぼくを見て、内田氏は少しギョッとした様子で、あんまり放りっぱなしにしたようなヘアスタイルはミックさんらしくないと、やんわりと忠告をしてくれる。ぼくのように決まったヘアスタイルを持つのは理想であって、皆なかなかそれが見付からないものだから色々なスタイルを試すものだなどと言って上手におだてるものだから、そうかなと、気分を良くする。内田氏のところへ来て世間話をしながら髪を整えてもらうのは本当に楽しみ。ラジオからテイラー・スウィフトが流れて来るので、ぼくはテイラー・スウィフトやアヴリル・ラヴィーンも好きで、彼女たちの曲を車の中で結構な音量で聴くよ、と言うと、とても驚きながら喜んでくれる。ミックさんのイメージからすると、有り得ない感じなのでそう言う話をもっとした方が良いし楽しいとすすめられた。ついでに言えばブリトニー・スピアーズやマイリー・サイラスも聴いた。アメリカンなドライブミュージック。レコーディングの音の良さ素晴らしさにも引き込まれる。YMOのH氏も車の中で聴くと言ってました、と内田氏。鏡の中のぼくは、いつもの見馴れたぼくになって行く。やっぱりこのスタイルですね、と内田氏が肩越しに。