PICTURE DIARY 0708TU2012


少し涼しい感じがすると、外に出る気持ちになるし、気分も楽になる。陽が傾いた頃、自転車に乗って街に出る。必要なものを買うのと街の空気や匂いを感じたいと思うので。街の中の、街の育む街中ならではの自然の息吹。歩きながら、自転車を走らせながら感じる。酷い匂いと良い匂いがごちゃ混ぜになって通り過ぎる。遊歩道のベンチに腰をおろして人を眺める。小さな子供の頃から人を眺めるのが好きで、たまに一人でデパートの前のベンチに腰かけて道行く人を見ていた。二人として同じ人は居ず、それぞれに違った姿かたちをして、歩き方や動き方、顔付、髪型、服装と、何から何までが違う。何から何までが違う同じ人間の住むこの星。

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