PICTURE DIARY 0111TU2022
パッケージグラフィティと呼ぶ作品シリーズがある。商品パッケージ、菓子箱や紙袋などに即興的に絵を描き楽しむ遊び心の作品群。元来の箱フェチが箱を捨て難く始まった。軽妙洒脱な面白いものがあるので、皆と楽しもうと、以前、展覧会を計画したことがある。パッケージなどの著作権について弁護士に相談すると、展覧会など、公に作品として発表する場合、特にアメリカでは芸術的な表現の保護と自由の観点から、作品展や作品集の出版なども認められるということだが、日本では、パッケージ自体の著作権はもちろん、関連する企業やデザイナーなどの著作権や使用の許諾を得る必要があるという答えだった。ひとつひとつの作品の権利関係をはじめとするやり取りの手間と労力が簡単ではないことが判り、断念して機会を待つことにした。ピクチャーダイアリーの作品には、商品パッケージや封筒などを素材にして描いたものも多い。