PICTURE DIARY 1205FR2012
今日はぐるりと散歩をしたよ。代々木公園のタイフェスティバルではあまりの人の多さに、この人波に乗って果たして向こう岸にたどり着けるのかどうか、泳ぎが得意では無い僕にとっては気が遠くなるような午後の始まりだった。漂流の途中でヤキソバとヤキトリを立ち食いして、タイ語では何と言うのか忘れてしまったけど、まあいいや。そんな気分。建ち並んだ屋台から大音量のタイのポップチューンが流れていてうるさいな、と思っていたけど不思議とヤキソバやヤキトリを食べていると心地好い音楽に聞こえ始めるものだ。トムヤンクンの麺物やその他の汁物もあるのだが、それらが入ったプラスチックの丼を持って人波の中を突進して来る人、人波が宗教の物語の中の出来事のように真っ二つに分かれて行くのが見事だ。タイのガールズポップグループ風三人組のステージを見て原宿モントークへ。TOWA TEI&GRAPHICKERS展の展覧会場の一つ目。お茶をいただきながら休憩し二つ目の会場、BA-TSU GALLERYへ。ここがメイン会場。多くの作品をゆっくりと見る。PINK DRAGONに挨拶して、三つ目の会場、新丸の内ビルディング7階のLIBRARYへ。ここでは映像作品をゆっくりと見る。シルバーのフォイルを貼った作品は切れがある。タイフェスティバルとTOWA TEI&GRAPHICKERS。今日はちょっとした旅行日和だったと言うこと。今読んでいる本は美術作品の意味を読み解くというテーマの本なのだが、逆説的に面白く読んでいる。TOWA TEIの作品は読み解く努力は必ずしも要しない。既に解けたものが広げられて、出来る限り意味を持たせないような意味を持たせている。解くべきものはないように。