PICTURE DIARY 0211TU2021

pd20211102s

未だ青々とした筑波。この山の佇まいが好きだ。小学校何年生だったか、遠足で頂上まで登った。女体山から男体山へのくびれた草原で昼食となり、元氣のよい男の子たちは先生方の注意を聞かずに歓声を挙げて走り下りた。ふわりと身体が浮いて、足がくるくると宙を掻いた。隣で逆さに転がる友を見ながら、背負ったリュックサックから、目の先を転がり飛ぶお握りやバナナが漫画のようだ。おむすびころりんの節が聴こえる。僕ら数人は、走るなと言うのに、と先生方に呆れられながら、ご飯やおかずを皆に分けてもらい、しょっぱく氣恥ずかしい昼を過ごした。筑波山の思い出。

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