PICTURE DIARY 0604FR2012
午前10時10分、ピナバウシュの名作「コンタクトホーフ」を踊る、あるいは表現しようとする少年少女を記録したドキュメンタリー映画「夢の学校」を観る。涙が自然に流れる。一度も踊ったことは無く、ピナバウシュも知らない少年少女40人の踊ることを通じた成長の過程が描かれる。喜びを表現する笑いとは。悲しみを表現する涙とは。ピナの振り付け、表現に理解を深めて行く少年少女の変化が伝わり素晴らしい。ピナの魂、心、精神が彼らを通じて未来へ届いて行くと確信を得る。飾らない生き方。「DOVER STREET MARKET GINZA」へ。下から上へ、上から下へと見て歩く。ハエやバラの大きなオブジェ、白塗りの店内は確実な意志を持つ。ナイストライ。FPM田中知之氏のブランド「LIST」のコレクション展示会を訪ねる。田中氏の微に入り細に入りのディティールフェティッシュ満載のウェアが並び、田中氏自らの解説に深く納得。夜、dip in the poolのコンサート。「サラバ東京」へ。昨年発表した14年振りのアルバムは言うまでもなく美しい。仙台、京都と続いたファイナル。仙台出身のdip木村氏が計画した震災復興のチャリティーコンサート。素晴らしいステージだった。ありがとう!旧知の友人にも多く会うことが出来て楽しい時間でもあった。ヘアメイクアップアーティストの渡辺サブロウ氏とは本当に久し振りだったけれど、連絡先を尋ねても「おしえない」と言って教えて下さらなかった。ボランティア以外の仕事はしないとおっしゃる。以前アトリエで一緒に仕事をしたグラフィックマニピュレーター竹本氏は今夜、カメラマンとして、エドツワキ氏とは皆でD遊園地へ行って一人迷子になった携帯電話普及以前の悲しいエピソードなど思い出して皆で笑った。ごめんね。星のアトリエ歴代のマネージャーが4人ベンチに並んで座っているのを見た。初代の律子姉さんが居たら完璧な惑星直列だったね。遅くまで遊んだ夜。