PICTURE DIARY 0404WE2012


鎌倉へ。KICKAPOOの30周年DMのミーティング。喜内さんと矢澤さんの知る人ぞ知るブランド。美大時代からの友人。自分たちが信じたものだけを作り続けて来た。卸はしないので、鎌倉のお店へ買いに行く。矢澤さんは気骨のある人物で、僕は尊敬を込めて、酋長と呼ぶ。喜内さんは美大時代から敬愛を込めてKINCOと皆が呼ぶ。二人はPARIS,BALI,SANTAFEの三ヶ所を中心に旅を続けている。その旅の途中で出会う人々の作り出す物と、時間と気持ちを込めて付き合い、人と人との関係を大切にして、服やアクセサリーなどを生み出し育むように作り続けている。それらの全てには出会いと友情の、愛に溢れた物語が刻まれている。僕らは、KICKAPOOの鎌倉扇ヶ谷のアトリエを訪れて、酋長から物語を聞かせもらうのが楽しみだ。喜怒哀楽に富んだ物語は驚きや空想を編み込んだ上等なラグのように優しく馴染む。KICKAPOOの服は二人の旅から生まれる日記のようだ。一日の終わりに一人静かに記す日記のように、嘘や偽りのない出来事と印象が綴られる。

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