PICTURE DIARY 2603MO2012
博多から東京へ。「のぞみ」で5時間程。行きと帰りに車中で絵を一枚ずつ仕上げた。さすがに「のぞみ」は揺れが少ない。多少揺れても描けるもので、揺れを相殺する描き方を会得したもよう。移動時間の中で絵を描き、本を読み、食事をしてお茶を飲み、昼寝をして窓外の景色を眺め、メールやFBのチェックをし返信。することは沢山あるものだね。窓の外を飛ぶように流れて行く景色に見とれる。子供の頃から窓の外の景色を眺めるのは大好きだ。電線が波打つように動いて見えたり、鉄橋の鉄骨がシャッシャッシャッと風を切るような音をたてて過ぎる。音に合わせてその音の世界の中にに入り込んで行く。「のぞみ」は速すぎて情緒的な楽しみは少ない。しかし、ただぼんやりと窓の外の景色を見ていると、気付くことや発見することは沢山ある。見て得ること、感じて得ることを形にするのが仕事なので、いつも自然で力みの抜けた自分でいたい。