PICTURE DIARY 1503TH2012


ベレロフォン、ギリシャ神話の英雄。ペガソスに乗り、冒険旅行に出る。リキュア王に命ぜられた無謀な冒険だが、キマイラを退治し、アマゾン族を征した。キマイラとはキメラのこと。一個体の内に遺伝子型の異なる組織が入り交じること。アマゾンとは弓を引きやすいように右の乳房を切り落としたことから、アマゾン=乳無し、と呼ばれる女戦士族。慢心して天に昇ろうとしたベレロフォンは、ペガソスの背から墜落する。ペガソスは天に昇り星座になった。キマイラは頭はライオン、尾は蛇で胴体は山羊、口から炎を吐き、小アジアのリキュアを荒らしていた、とギリシャ神話は伝える。キメラ商品と言う言葉があり、異なる種類の機能を持つラジカセとか、時計付き計算機のことを表したものだが、現在では携帯電話に代表される、多機能性を備えたものが当たり前になり、キメラ以上の怪物になっている。そうなると、一つで一つの機能と言うのが理想になる。または、キメラと言うよりも、愛すべき美しく控えめな佇まいのアマゾンかな。

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