PICTURE DIARY 1403WE2012
僕は水戸で生まれ育ったので納豆が大好きなのは言うまでもない。子供のころは朝晩の食卓にたっぷりの葱を混ぜた納豆が必ずあった。今も一日一食は納豆を食べる。納豆売りはどの地方にもいたかどうかは知らないが、毎朝自転車に乗ってやってくる納豆売りのおじさんの「ナットー、ナット、ナットー」と言う売り声を懐かしく思い出す。歳を得るにつけてとろろ芋やオクラなどが好きになり、トロトロやネバネバのものを偏愛する傾向が著しい。呑み込むように食べる癖もあるので直さなければと思う。癖ともなるとなかなか頑ななもので、余程意識し注意を払わなければならない。玄米のご飯と納豆の組合せは、特に良く咬まなければと思う。玄米は消化するのに力が必要なので、よく咬まないで食べると眠くなってしまう。本日の昼食は豊前房へうどんを食べに出る。散歩にも丁度良い距離だ。頼むものは決まって梅ワカメにオボロを載せトロリとした組合せだ。眼と脳を酷使する仕事柄、おまけに動かすのはほとんど右手だけなので、血液のためにはトロリとしたものや、解毒のために梅干しは欠かせない。それに加えて大量のカルシウムが絶対に必要になる。質の良く無い油分と糖分は僕にはご法度だ。時々考えることだけど、職業による栄養学、または個人に合わせた食生活のフードスタイリスト、アドバイザーと言った分野、デザイナーやアーティストのための基本的な健康と栄養の講座は、美術大学や専門学校のカリキュラムにぜひ欲しい。