PICTURE DIARY 1303TU2012
今日は朝方少し冷えた。暖かくなって少し寒い日があると、とても寒く感じる。根をつめた仕事に一段落を付けて外出。書店とCDショップへ。両方共に苦手な場所だ。本やCDを見る喜びよりも、店にある本やCDが身にまとった、こっちを見て、手にとって、開いて!聴いてみて!という存在を主張するノイズィーな強い力に圧倒される。美しく、可愛く、慎ましやかな佇まいに洗練があれば嬉しいのだが。気持ち良く、行き届いた書店やCDショップは本当に無きに等しい。なので長居は難しい。本は、僕の絵が一点掲載されているMagnitude 0、CDはシューベルトの歌曲集、野宮真貴さんの30周年記念のアルバムなどを入手。野宮さんのCDのライナーノートは、先頃逝去なされた川勝正幸氏の1600字。笑えた。川勝さんでなければ書けない角度。そんな独特な切り口で編集して欲しい、人のことやモチーフになる出来事、状況が山のように残されている。惜しい。書いて欲しい。誰が言葉で表し、記せるだろうか。思い出の中では、川勝さんはいつものニンマリした笑顔で生きているので、たまにはインスピレーションをくれるかな。川勝さんが選んだ本やCD、レコードアルバムの並んだ店があれば、きっと落ちついて長居を決め込んだだろうね。