PICTURE DIARY 0804WE2020
お釈迦様の誕生日、そしてピカソの命日でもある。数日前に書棚からふとD.D.ダンカンの¨GOODBYE PICASSO¨を取り、ぱらぱらとめくっていて氣付いた。その日のニースは、前年のクリスマス以来になる大雨の嵐であったという。この写真集を手にした二十歳のころ、ピカソの懐に入り込んだ写真の数々を眺めながら、偉大なアーティストの生き方や、生活の一端を垣間見て、人生を夢見たものだ。社会でアートの持つ役割は大きい。好きで得意で人々の役に立つこと。ピカソの葬儀の朝、ニースは雪が降ったという。