PICTURE DIARY 1912TH2019
Wonderlust展オープニングレセプション。渋谷PARCO MUSEUM。90年代のPARCOで、ある老舗の紳士服メーカーが主催して、ファッションイラストレーターの絵を実際の服に仕立て展示する展覧会に参加したことを思い出した。選ばれた参加者は、全て大御所の8人で、僕は誇り高い一番のぺーぺーだった。個々にサイン会もあったが心配した通り僕の日には誰も来ず、厳しさを思い知った。その祭展示された絵は、全員分主催の紳士服メーカーに貸出されるということで契約書や覚書も無く預けたが、つい最近、ある古書店の競売に出ているのを発見し、買うべきかスタッフに相談するうちに落札されて行方知れずになった。晴れがましさと隣り合わせの、いかにもバブル期の話の顛末だが、多分その絵はまた忘れたころ現れるだろう。