気候のせいか眠い。日曜日は周辺の新築工事が休みなので、星のアトリエ界隈に本来の静けさが戻る。ふとアンデルセンの童話のことを考えていたら、塀の上を下手から猫が通る。どうやらその雌猫を追うように貫禄のある雄猫が続く。しばらくして、上手からその雄猫が塀の上をそそくさと早足で出て来る。けしたてるように先程の雌猫が小走りに続く。何があったのか順番が入れ代わっている。塀の上劇場の変鉄の無い一幕。「即興詩人」でも読むか。
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