PICTURE DIARY 1212WE2018
結城のまゆ工芸作家、市村マツさんを訪ねる。蚕のまゆで帽子や財布などの工芸品を作る、世界にも類のない工芸士である。誰に手解きを受けたものでもなく、自身で工夫して作り上げてきたという。いかにも手作りの素朴さが宝だ。まゆで工芸品を作るようになった経緯を聞くうちに、ある閃きがやって来た。マツさんにその内容を告げて、2人で意見を交わして微笑み合った。来年1月スパイラルの伝統工芸品展に間に合うかどうか。間に合わずとも良しとして、無理せずに進めましょうと話した。