PICTURE DIARY 2311FR2018
創庫の傍らに根元に小さな鉢を付けたまま倒れたコニファーがある。先の台風で根元から折れて倒れ、もう駄目かと打ち捨てられていた。先日、創庫の建つ土地の草刈をしてもらい、てっきりコニファーも草と一緒に持って行かれたはずが、草をきれいに刈られた空地の真ん中に横たわり置き去りになっている。見に行った妹から連絡があり、原っぱの真ん中にあると目立つので、創庫の脇に引き寄せておいたと報告があった。そもそも母が鉢植えにして育てていたがいつの間にかぐんぐん育ち、プラスチックの鉢の底の穴から根が伸びて、鉢付きの地植えになっていたのだ。今日見に行き葉や幹に触れると、時間がかなり経つのだが、多少枯れてはいても青々として元気を残しているように感じた。物置小屋からナタを出し小さなプラスチックの鉢を割る。びっしりと根が詰まっている。シャベルを出して穴を掘り3メートル近く成長したコニファーを持ち上げ根元を穴に入れ植える。土を固めてたっぷりの水をやり、放っておいた詫びをして励ます。根が付くように祈る。