立冬。暖かい。蝉が鳴き若葉が芽吹いているという。あらゆる存在は、それぞれが変化の中で生きている。一人で食事をしていると、いい加減な食べ方をしていることに気が付く。食べるのは生きるためなのだが、もう少し品があるとよい。ときどき慎独という言葉が浮かぶ。一人で居る時にも常に美しく佇まうように。近くに誰も居なくとも、この世界に自分一人ではない。
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