土産に笠間の栗をいただく。大きく丸々としてピカピカだ。栗が言うには、絵心、才能、ああしろこうしろでは伸びない。寄り添うように後ろから見守る。裸の王様、ドン・キホーテ、2つの物語は幻を相手に生きることの滑稽。しかし、幻想の中にこそ空蝉はある。2つの物語は栗と同じように大好きだ。好きなのは実のある物語であって、いがや殻は好んでは食べない。
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