PICTURE DIARY 0210SU2016
東急文化村オーチャードホール、「スートラ」を観る。シディ・ラルビ・シェルカウイ演出、振付、出演。出演、少林寺武僧19人。舞台美術は現代美術の巨匠、アントニー・ゴームリー。少林寺に2ヶ月間滞在してインスピレーションを得たシェルカウイの演出は面白い。少林寺の武僧たちと繰り広げるステージは基本ナチュラル。スリリングかつシステマチック。様々な意味合いを担っているであろう木箱を媒体に、力強くスピーディーな展開は見事。現代の世界各地の文化、そして異文化の出会いと交流、融和、融合の象徴的な形が見て取れる。それぞれを尊重し認め合う重要性。西洋から東洋を見る視線、東洋を安易に西洋化してはならないこと。全世界の駅前的な何かしらの平均化。民族の勇気と誇り。なかなか感想がまとまらないので、しばらく頭の中で絵になるのを待つ。