PICTURE DIARY 1908SA2022
自分の好きなものを見付けると顔が輝く。そんな君素直で好き。アリス。
自分の好きなものを見付けると顔が輝く。そんな君素直で好き。アリス。
残暑、暑さひとやすみ。午後には晴れ氣温上がる。天氣の有りようは生活を左右する。天の思し召すまま。
墓参り。墓地には誰もいない。ゆっくりと花を手向け祈る。ただ感謝。
送り盆。寺に多くの人が集まること、そして、あまりの炎天を考えて、墓参りは明日にする。1日遅れ、赦されよ。
終戦の日。二度と戦争を起こさない。記念日という言葉では表したくない。個人的に終戦平和祈念日とする。
10月の個展の準備を少しずつ進める。世情は安定せず、未来は各々に委ねられ、不安は曇天のさざ波のように鈍く。引潮に残された貝殻を耳に当て、深い海の底、人魚の歌を想い出し、口ずさむ日常。
和光の75周年を記念してデザインした2枚重ねのハンカチーフ「春夏秋冬 KIMONOS」「花鳥風月 ONELINE」が発売されます。 「春夏秋冬 KIMONOS」は、表面には春夏秋冬を表現した着物の女性4人と75通りの時を […]
感じる全てに、それぞれ宿り司る天使がいる。
台風8号が来る。大きくはないが、たくさんの雨を連れて上陸すると予報。明日は迎え盆、墓参は無理せず台風が過ぎたら。時折まばらに軒を叩く雨音に、今は亡き、祭りや音楽好きだった人々を想う。
海の日があれば山の日もあり谷の日も。森の日も川の日も花の日も草の日もある。愛でたい目出度い芽出度い休日。
やる氣はあるが作品制作は進まず。こんな時は整理整頓する。ファイルに違う仕事の資料が紛れているのを発見。行方不明作品の理由大発見。大きな作品はいざ知らず、行方知れずになった小さなものは、予想外のところに隠れることが出来る。
三宅一生さんの逝去を知る。一生さんが卒業生だったのは、多摩美に入る大きな理由のひとつだった。一生さんを担任した教授の、「彼はどんな課題を出しても全部洋服にしちゃうんだよな」、という言葉が印象に残る。課題を咀嚼し、違反して […]
昔住んだ神宮外苑辺りを通る。新国立競技場は今日初めて見た。住んでいた集合住宅跡には、五輪のモニュメントと誰かの銅像が立ち、その奥に以前の国立競技場の聖火台が見えた。トーキングヘッズを観た日本青年館は無く、フリーマーケット […]
仕事で結果を出す。結果は数字だけに表われるものではないが、それでも数字にこだわる。数字で得られる見事はあるが、やや馴染めなくもある。
たいがいの男の子は子供の頃、戦争ごっこに夢中になる時期がある。ダダダダダッ!と機関銃を撃ち合い、叫び声を上げ、子供たちにしか見えない弾丸と血にまみれて、原っぱに倒れ込む。草の匂い、広がる青空と頬をくすぐる可憐な花。銃口か […]
マーチンこと、鈴木雅之さんの「スローバラード」。清志郎さんも喜ぶであろう素晴らしいカバー。本物の歌を聴いた。
花火と爆弾。火薬は使い方ひとつで喜びや悲しみを生む。全ては心の有りよう。人は一体何を顕そうとするのか。
Smell Barへ。コロナの始まりから顔を出すのは初めて。DJイベントMUMIC*も中断したまま。ずっと店を守護するように飾っていたD.B.を「若きアポロと動物たち」に差し替える。太陽神アポロ、音楽を司る神。新しい出立 […]
日本のどこかの街では41℃だったとニュース。暑過ぎて頭も体も働かない。昼寝に限る。
明治生命館でミーティングする。10月には同ビル1階に静嘉堂文庫美術館が移転オープンする。国宝、曜変天目や俵屋宗達の澪標図などが開館記念展を彩るという。長い時を経て、岩崎彌之助、岩崎小彌太の遺志が花開く。日本文化継承のある […]
アーティスト達が80年代のそれぞれの仕事を、2022年に再制作する企画展です。 ミュージシャンがセルフカバーを歌うように、今の感覚で自身の作品を再表現しています。 イタヤも参加しておりますので、ぜひご高覧ください。 感染 […]
僕の木の枝は、思うような方向には伸びず、形も定まらず、節目だらけ、太陽の位置、風の向きなど関係無く成長してきた。大好きな鎌倉の友達の店が閉じられた。40年の歳月に幕を引いた。アンコールや再演は無い。同じ魂を持つ彼らの次の […]
8月9日より、’80年代の作品をセルフカバーして展覧するグループ展が始まる。作品はすぐにこれと決めた。’70年代終わり頃の作品で習作だが、仲間や友達との思い出も深く、今と未来につながっている。
長年実家で使っていた黒電話。借りているものだし、もう使わないので返却前に掃除する。きれいになるにつれて愛着が生まれ、返却せずに保有していたいと思う。念のためにと買い取りを問い合わせると、800円程だと言うので、買い取るこ […]
ポーランド人を両親に持つカナダのピアニスト、ヤン・リシエツキ。彼が10代の頃コンサートを聴きに行ったことがある。ラジオで最近のライブ録音を聴いて、さらに素晴らしさを感じる。卓越した技術と才能による表現は、自然界の醸し出す […]
フォーク、ロック、あるいはソウル。フォークやロックに感化された世代。音の世界から添加物を除去すると、聞こえて来るのは心や魂の物語。
間日。ことさら在るがままに流れ流され、素直に過ごす。
間合いを思う。何かするのに丁度良い時はあるものだ。同じように何もしない方が良い時もある。僕は短氣で、同時に目的を忘れるくらい氣が長い。馬鹿と言えるほど。そして馬と鹿が好き。
二匹のネコたち、夕方五時を過ぎると、仕事をしている机にやって来て、両端に侍る。スフィンクスのように。知らん振りしていると少し近寄って来て、開いた本や、描いている絵の上に遠慮せず、乗り、座り、腹這いになり欠伸など。もう今日 […]
日々色々、細やかなことの歩みに寄り添い、定めた働きを相応しい時に行う。基軸に余裕を持ちながら。
受け継いだ小さな家は、関東大震災が起きた日に棟上げだった。来年百年になる。守り、活かす。
小さな時から絵を描くのが好き、工作が好き、工夫が好き。これから高い次元の、新しい技術習得は難しいかも知れないが、信念のまま、必要なところまで行こう。